勝みなみがプロ初勝利 下部ツアーで逆転
2017年 山陰合同銀行Duoカードレディース
期間:08/23〜08/25 場所:大山平原GC(鳥取)
感涙の勝みなみ ステップアップツアー創立200試合目でプロ初優勝
◇国内下部ステップアップツアー◇山陰合同銀行 Duoカードレディース 最終日(25日)◇大山平原ゴルフクラブ(鳥取県)◇ 6461yd(パー72)
国内女子下部ツアー「山陰合同銀行 Duoカードレディース」で勝みなみが7月のプロテスト合格後、初の優勝を手にした。5位から出た3日間大会の最終日、1イーグル4バーディ、1ボギーの「67」で回り通算8アンダーで逆転に成功した。
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1番(パー5)、残り200ydの第2打を4UTでピンそば5mのチャンスを作った勝は「2パットバーディでいい」と思って打った3打目でカップを鳴らしイーグル発進。7番(パー3)でチップインバーディを奪い、後半は10番から2連続バーディ。5mを流し込んだ13番でスコアを伸ばした。
プロ初タイトルを意識したのは終盤16番。これまでは優勝を意識し始めると、崩れる傾向にあったというが、「(後続と)2打差。そこからやる気が出てショットが安定し始めた」と強い気持ちでパーを拾った。「気持ちが一番。最後まで自分を見つめてプレーすることができた」と振り返った。
鹿児島高1年時に出場した2014年4月「KKT杯バンテリンレディスオープン」で、国内女子ツアー史上4人目のアマチュア優勝を最年少(15歳293日)で達成。ツアー2勝目を狙い、以降もアマとしてレギュラーツアー57試合に出場したが、2勝目には届かなかった。
ホールアウト後には思わず涙が込み上げた。「去年、一昨年とずっと苦しかった。思ったプレーができず、結果だけを求めて(自分に)プレッシャーをかけて。優勝できるようなショットでもないし、体づくりも不十分なのに…腹が立って悔しかった、情けなかった」と当時の心境を思い返した。
1991年からスタートした国内女子下部ツアーは今大会が節目の200試合目。「すごい!すごい!すごい!(LPGA)50周年の年(2017年)にプロテスト合格、200試合目で優勝できて本当にうれしい」と笑顔。「残りの試合も自分のプレーをして楽しく回ることが目標」と話した。