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決戦は月曜日!池田勇太と宋永漢、激闘の夕闇プレーオフ

◇国内男子◇HONMA TOURWORLD CUP AT TROPHIA GOLF 4日目(9日)◇石岡ゴルフ倶楽部(茨城)◇7071yd(パー71)

降雨によるコースコンディション不良で、スタート時間が遅延。通算14アンダーで並んだ池田勇太ソン・ヨンハン(韓国)とのプレーオフは4ホールを経過しても決着せず、日没のため翌月曜日に持ち越された。

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「悪いゴルフではなかった」。5打差を追って5位で出た池田は最終ラウンドを「66」でプレー。会心のラウンドで、首位を走るソンをとらえた。18番ホールで行われたプレーオフ1ホール目、2ホール目ともに4mほどのチャンスにつけたが、「なかなか沈められなかった。もっと近くにつけないとダメ」と決めきれなかった。

カップを切り直した3ホール目は、ティショットを左セミラフに運ぶと、第2打を5mにつけてチャンスを迎えた。だが「入ったかなと思った」バーディパットは、カップ手前で止まってバーディを逸した。このホールからすでに、第2打の落としどころは「ほとんど見えなかった」という。

この日は第3ラウンドの未消化ホールを含め、16番グリーンからプレーを再開。1日で25ホールをプレーし、疲れの色は隠せないが「言い訳にしたくない」。「18ホールで決着をつけたかった」のが本音だが、「これもこれ」と気持ちを切り替え、決着のときを待つ。

一方、ソンは最終ラウンドを「68」でプレーした。安定した1Wショットでフェアウェイをとらえ続け、池田に応戦した。プレーオフ1ホール目、2ホール目はいずれもパーを拾う展開。3ホール目はピン右6mからのバーディパットを1mをオーバーさせたが、下りの難しいラインを読み切ってピンチを切り抜けた。4ホールのプレーオフのうち、終盤は「暗くて距離感を読むのが難しかった」と話した。

「プレーオフはおもしろかった。緊張感も楽しめた」と25歳はハートも強い。今年2月の「SMBCシンガポールオープン」でツアー初優勝を飾った際も、悪天候による順延で月曜フィニッシュだった。「シンガポールで経験したから、ぼくの方が有利じゃないかと…」と冗談を口にする余裕さえある。明朝7時30分に再開予定の戦いは、どんな展開になるのか?(茨城県小美玉市/糸井順子)

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