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今週プロデビューの小木曽喬「川村さんがいなかったら…」

2週間後にはモーリシャス共和国に行くという川村昌弘。「ぜひ、取材に来てくださいよ。3ツアー(欧州、アジア、南アフリカ)が共催するし、ネタ的には面白いですよ」。川村と会うと、いつもそんな海外話に花が咲く。

「バングラデシュのクルミトラGCはよかったですよ。あと、マレーシアのロイヤルセランゴールGC とか、インドネシアのジャカルタGCとか。クラシックなゴルフ場が好きなので、和合もめっちゃ良いコースだと思いますね」。

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今週は、愛知県東郷町にある名古屋ゴルフ倶楽部和合コースで、「中日クラウンズ」が開催される。1929年に開場した和合は、川村にとっては「雰囲気があるし、モチベーションが上がる」という場所。世界を転戦しつつ、趣味で古いゴルフ場を訪ねることもあるという川村にとっても、魅力的に映るそうだ。

そんな世界を転戦する川村が、「僕の後輩なんですよ」と、紹介してくれたのが小木曽喬だ。2014年の「日本アマチュア選手権」を当時日本人最年少で優勝し、今大会がレギュラーツアーのプロデビュー戦となる19歳。川村が通った福井工大附属福井高で、川村が高校3年のときに中学3年に転校してきた。

「川村さんがいなかったら、今の僕はいないですね」と小木曽はいう。高校3年と中学3年だったが、同じゴルフ部で1年間をともに過ごした。「その1年が大きかった」。

「最初に見たときはすごく飛ばすイメージだった。でも、川村さんがアマチュアからプロになったとき、飛距離よりも球を操って置くようなプレーに変えた。僕は飛ぶ方じゃなかったし、それがすごく印象的だった」と、川村の新たなプレーは小木曽を刺激したという。「僕はこっち(フェード)だけなんですけどね(苦笑)」。まだ先輩のように左右に曲げて操ることはできないが、「面白いゴルフをしますよ」とは先輩・川村の小木曽評だ。

将来的には、川村のように世界を転戦してみたいと小木曽はいう。「でも、まずは日本で成績を残してからですかね…。今週は予選通過を目標に、楽しくやりたいです」。今シーズンはチャレンジツアーが主戦場となる予定だが、名古屋出身ということもあり今週は主催者推薦での出場がかなった。ここから、世界への第一歩を踏み出していく。(愛知県東郷町/今岡涼太)

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2016年 中日クラウンズ

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