ジョーダン・スピースと小林伸太郎が暫定3位発進
2016年 SMBCシンガポールオープン
期間:01/28〜01/31 場所:セントーサゴルフクラブ(シンガポール)
スピースが“パットの素振り”を連発したわけ それでも首位に1打差スタート
ハワイでもアブダビでも、そしてシンガポールでも世界NO1プレーヤーは期待を裏切らない。28日に開幕した「SMBCシンガポールオープン」初日。ジョーダン・スピースはセントーサゴルフクラブで4バーディ「67」(パー71)のノーボギーラウンド。首位に1打差の暫定3位タイと好スタートを切った。
優勝した3週前の米ツアー「ヒュンダイトーナメントofチャンピオンズ」、5位で終えた欧州ツアー「アブダビHSBCゴルフ選手権」を経て参戦した日本ツアーとアジアンツアーの共同主管試合。スタートの10番で6mのパットを沈め、いきなりバーディを決めて大観衆を沸かせた。
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その後は「100ydくらいのウェッジショットにミスばかりで、15フィート(約4.5m)くらいのチャンスを全然作れなかった」というが、スコアは落とさなかった。普段「入れにいく」と決めたパットでは行わないアドレス直前の素振りを、この日は何度も繰り返した。「30フィート(約9m)前後のパットが8、9回あったと思う。だからプラクティススイング(素振り)も8、9回やったんじゃないかな」。3パットはなし。残り3つのバーディは、3つあるパー5でいずれも2オン2パットで決めた。
疲労を考慮して事前のラウンドは水曜日のプロアマ戦だけ。しかも今大会はエースキャディのマイケル・グレラー氏を休ませ、マネジャーのジェイ・ダンツィ氏にバッグを任せている。「こんな(暑い)ところで素晴らしい仕事をやってくれている。前にも日本の(2014年)ダンロップフェニックスで一緒にラウンドしたこともあるから大丈夫」と気丈だ。
「ほんとに暑い!蒸し暑い!でもメチャクチャってわけじゃない。水分補給を忘れないようにしたい。みんなが話していた通り素晴らしいコースだ。PGAツアーの難しいコースみたい。これほどグリーンが大きいコースなら、回るたびに違うホールのような感じがするだろう」。初体験のコース、急造キャディ、連戦疲れ。残り3日間の“ハンディキャップ”になるだろうか?(シンガポール・セントーサ/桂川洋一)