片山晋呉が今季初Vに王手 ワトソン3位、石川24位
2015年 三井住友VISA太平洋マスターズ
期間:11/12〜11/15 場所:太平洋クラブ 御殿場コース(静岡)
雨がキライ・・・3位後退のバッバ・ワトソン 驚きのミスショットも
静岡県の太平洋クラブ御殿場コースで開催中の「三井住友VISA太平洋マスターズ」3日目。首位タイから出たバッバ・ワトソンは2バーディ、2ボギーの「72」で通算12アンダーのまま、単独トップの片山晋呉に2打差の3位に後退した。
ワトソンにとって御殿場の土曜日は鬼門らしい。前年は首位に1打差の2位から出て「77」と崩れて優勝争いから脱落。そして今年は、トップタイで迎えた最終組でスコアを伸ばせなかった。相性に拍車をかけたのが一日を通して冷たい雨に降られる厳しいコンディション。「キャリアで、雨の中でいいゴルフができた記憶がない」。一緒に回った片山晋呉、タンヤゴーン・クロンパ(タイ)はいずれもアンダーパーを記録しただけに、濡れた巨体に悔しさが充満した。
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2番でフェードボールでの2打目がグリーンに届かずボギーが先行。3番(パー5)ではフェアウェイからの2打目でピンク色の1Wを握り、グリーン手前まで運びながら、バンカー越えのアプローチをミスして4オン1パットのパーに終わった。
ある意味で衝撃的だったシーンは5番。1Wを振り抜いた第1打は地面のすぐ上を這うように飛ぶミスショット。140ydほど先のラフにつかまった。「会心の当たりだと思ったけれど…キャディとも1Wが壊れちゃったのかな?と話したんだ。雨の影響だと思う。それでもパーを拾ったけどね」。片山も「たぶん低いスライスを打とうと思ったんだろうけど。あれだけボールを曲げて攻めたらああいうこともあるんでしょう」と驚くばかり。「僕も彼をオーバードライブしたってことになるね」とニヤリとした。
とはいえ1年前のようなムービングデーの大崩れではない。最終日も同じメンバーで回る最終組をキープした。「この大会に出場している選手なら誰でも優勝トロフィーを持ち帰りたいはずだ。あしたは最終ホールまでにバーディを積み重ねたい」。願いはもうひとつ。「雨が降らないでほしい」。静岡県東部の15日の予報は、午前6時から正午が降水確率50%。午後は10%となっている(14日午後5時の気象庁予報)。(静岡県御殿場市/桂川洋一)
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