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2連続バーディ締めで決勝へ 中嶋常幸の“絶口調”

「オレを誰だと思ってるんだ!…これ、言いたいのよ」。60歳のレジェンドは饒舌だった。愛知県の名古屋ゴルフ倶楽部 和合コースで開催中の国内男子ツアー「中日クラウンズ」2日目。中嶋常幸が3バーディ、4ボギーの「71」で回り、通算3オーバーの45位タイで決勝ラウンドに進出した。

圧巻の連続バーディフィニッシュにギャラリーが沸いた。予選通過圏外の通算5オーバーで迎えた17番(パー3)、グリーン左サイドの深いバンカーからの第2打。中嶋の頭は“入れる”ことで一杯だった。

「昔、日本オープンで、ジャンボが『芝の一点だけを見て入れた』って言ったじゃない。だからオレも『あの芝の一点だな』って狙ってね」。1989年に同じ和合で行われた「日本オープン選手権競技」最終日、優勝した尾崎将司が決めたチップインバーディを見事再現。さらに続く18番で6mのバーディパットを沈め、大きなガッツポーズを作ってみせた。

「芹澤が通って、おれが落ちるわけにはいかないんだよ。同じ“マスターズ・チーム”だから」

毎年4月、TBSで放送される海外メジャー初戦で長年解説者として活躍する中嶋の視線の先にあったのは、同中継でラウンドレポーターを務める芹澤信雄のスコア。「あいつが(通算)5オーバーで上がって、おれがそれより悪いわけにいかないんだ!」と発奮した。芹澤はカットラインに1打及ばず予選落ち。「芹澤が脱帽した?おれは脱毛したけどね。いや、“絶口調”だね。オレ」。ちなみにこの日は、マスターズで実況を務める林正浩アナウンサーも、ロープサイドでその姿を見守っていた。

「まだピンまで150ydを9Iで打てる力がある」。昨年11月の「三井住友VISA太平洋マスターズ」「ダンロップフェニックス」でも決勝ラウンドをプレー。レギュラーツアーの予選通過自体、中嶋にとっては珍しいことではないが、未勝利の中日クラウンズには強い思いもある。

「これは真面目な話。和合でこれまで何を習ってきたか。ゴルフは忍耐。忍耐こそはゴルフというゲームの中で一番大事と、出るたびに教えてもらった。力任せではダメなのよ。ここに来るとね」

復調の兆しがあるパッティングにも手ごたえがあるという。「最近ね、イップスが“さようなら”してくれた。僕が耐え続けたら、イップスの方からバイバイと。イップスが『こいつにはとりつけない、つぶせない、こいつは卒業したんだ』と思ったんだろう。でもまあ、技術的なポイントもあるんだけどね。精神論じゃない。まあ、それは優勝したら言おう」

3日前(28日)には6人目の孫が生まれたばかり。早く顔を合わせたいのはもちろんだが「(予選落ち危機で)途中で帰ろうかと思ったけれど、『帰っちゃいかんよ』という応援してくれている空気を感じた。孫は逃げないからね」と、現役の気持ちは衰えない。

上位との差は大きくともレジェンドのプレーは魅力たっぷり。「ぼくも楽しみだけど、見ている人にも楽しんでほしい。それが一番。よし!あしたは(フィル)ミケルソンみたいな感じで行こう!…どういうこっちゃ」。もちろんインタビューの締め方だって魅力にあふれている。(愛知県東郷町/桂川洋一)

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