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凱旋!松山英樹が丸山茂樹と共有する米ツアー勝者の「感覚」

2014/07/01 17:07

国内男子ツアー「長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップゴルフトーナメント」は3日(木)、北海道のザ・ノースカントリーゴルフクラブで開幕する。昨年度の賞金王・松山英樹は日本ツアー今季初参戦。1日(火)は18ホールの練習ラウンドを行った。

5月の「ザ・メモリアルトーナメント」で日本人史上4人目の米ツアー初勝利を飾り、まさに凱旋試合となる今週の一戦。前々週末に一時帰国した松山はこの日、コースに出ると、多くの先輩プロや関係者から祝福され、せわしなく握手をかわし続けた。

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翌日にプロアマ戦を控えた事前練習では、後半インの9ホールで米ツアーを戦った先人・丸山茂樹らとラウンド。昨年の同大会や、ロサンゼルス近郊でプレーをともにした今年初旬に続く“ラウンドレッスン”では、とりわけグリーン周りで実用的な会話に花が咲いた。「自分だけでは分からないところもありますし、色々アドバイスを頂いた。やっぱり心強いなと思う」。自信は一層深まった様子だった。

丸山も「ショットは相変わらずキレキレ。『曲がってる』って言っても、曲がってるうちに入らないよ。本人は不満そうだけど」と納得顔。重点課題とするショートゲームについても「この一年で成長していると感じる。アプローチや状況判断、すべてにおいて良くなった。ボキャブラリーが増えてきた」と、感覚的なゴルフのプレーにおいて、互いに共感できる具体的な言葉が、22歳の口から出てくるようになったことを喜んだ。

「今年、もう1勝だな」というやり取りの中で、松山は丸山に「ファイヤーストーン(8月・WGCブリヂストンインビテーショナル)で勝ちたいです」と話したという。

「ああいうタフなコースで勝ちたいって気持ちは、分かるよねえ!」と丸山。「オレも『(米国で)勝てば、どこでもいいや!』って思っていたけど、“バイロン・ネルソン”を勝った時には『やっぱりこういうフィールドで勝ちたい』って思ったもん」。2002年の「ベリゾン・バイロン・ネルソンクラシック」で挙げた米ツアー通算2勝目は、タイガー・ウッズら超一流選手を破ってのもの。選ばれしプレーヤーだけが抱ける想いを、共有できる後輩の存在が、なにせ嬉しそうだった。

昨年11月以来の日本での戦い。2週後には「全英オープン」が控えており、「去年もここで出て、全英でいい成績を残せた。ここでひとつ出て(全英へ)という感じ。良い調整が出来たら。自分の中のフィーリングを良くしたい」と松山。「日本では今年初めてなので、自分も良い成績を出したい気持ちが強いけれど、空回りして悪くならないように。今まで通りやって、それで結果が良ければいいと思う」。相手やフィールドが違っても、変わらない信念を持って自分らしく戦う。(北海道千歳市/桂川洋一)

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2014年 長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップゴルフトーナメント



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