竹谷佳孝とジャンが首位タイで並走 連日のアルバトロスも
2014年 日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills
期間:06/19〜06/22 場所:宍戸ヒルズカントリークラブ(茨城)
周囲では早くも大反響? 竹谷佳孝が初優勝に王手
2014/06/21 18:08
国内男子ツアーの今季メジャー第2戦「日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills」3日目。首位タイからスタートした竹谷佳孝が4バーディ、1ボギー「69」でプレーし、通算13アンダーでその座をキープ。ツアー初優勝に王手をかけ、明日の最終日を迎えることになった。
初めての最終組で迎えたムービングデー。「始めから最後までドキドキ。緊張しっぱなしだったけど、できる限りのことをやろうと思った」と振り返るラウンドは、この日も持ち味であるパットが冴えた。15番(パー5)では3打目をグリーン右のラフに打ち込んだが、微妙なラインの1.5メートルをしっかり決めてボギーを回避。「ミスが出ても、パットがあると思って取り組んだ」と、言葉に自信をこめた。
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2日目を終えて首位に浮上した反響は、早くも竹谷の周囲で大きなものになっている。「ホテルに帰ってシャワーを浴びて、マッサージを終えて携帯を見たら、着信とメールが20件ぐらいあった」。さらに、会社勤めをしている妻・慶子さんの職場でも、“ダンナさん、トップだよ”との声が飛び交っていたという。「妻は、僕が連絡する前に知っていましたよ」と苦笑い。首位を守った今ごろはさらに騒動が膨らんでいる可能性も…。
周囲の喧騒をよそに、慶子さんはゴルフへの関心が薄いようで、電話をしても“わあ、良かったじゃん”と反応はイマイチの様子。ツアー会場への応援にも来たことがないとのことだが、「今夜、声をかけてみようとは思います」と竹谷。5歳と1歳の子供もいる。自分のために、そして明日、どこかで見守っているかもしれない家族のために。初優勝をメジャーで飾る、最高のハッピーエンドを目指す。(茨城県笠間市/塚田達也)