初優勝の流れは続くのか ツアープレーヤーNo.1決定戦
2014年 日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills
期間:06/19〜06/22 場所:宍戸ヒルズカントリークラブ(茨城)
連覇がかかる小平智 同世代・松山英樹の快挙に発奮
2014/06/18 19:30
国内男子ツアーの今季メジャー第2戦「日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills」にディフェンディングチャンピオンとして臨む小平智が、開幕前日の18日(水)に公式会見に出席。2000年の第1回大会からまだ果たされていない、連覇をかけた1戦に挑む。
まだ無名に近かった23歳がツアー初優勝をメジャーで飾り、鮮烈なインパクトを残した昨年。それまでの直近2試合連続で優勝争いに絡んでいた流れにも乗り、一気にメジャーの頂点へ登り詰めた。そして1年後、その立場が昨年と大きく変わったことは、本人も十分に自覚している。「今年は挑戦者ではなく、ディフェンディングチャンピオン。重いものを感じている」と表情を引き締めた。
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最近では、ジュニア時代からしのぎを削ってきた同世代の快挙が発奮材料になっている。3週間前の米国男子ツアー「ザ・メモリアルトーナメント」で、2つ歳下の松山英樹が初優勝。小平が「将来はアメリカでプレーしたい」と目標に掲げる舞台で、目映いばかりのスポットライトを浴びた。「ジュニアからプレーしてきた身近な存在。悔しい気持ちが先に来たし、そこ(アメリカ)で松山に勝ちたい」。小平の闘志に火が点いた。
今週の優勝者には、昨年から引き続き8月の世界ゴルフ選手権「WGCブリヂストンインビテーショナル」出場権に加え、今年からは同選手権「WGC HSBCチャンピオンズ」出場権も付与される。その背中が遠く離れたライバルと同じ舞台に立つためにも、連覇に向けて全力を注ぐ。(茨城県笠間市/塚田達也)