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4連覇がかかる藤田寛之は苦戦を覚悟

昨年の「日本シリーズJTカップ」で年間4勝目を飾り、前人未到の大会3連覇を成し遂げた藤田寛之。しかし翌2013年は思うようなプレーができないまま時間が経過し、ついには未勝利でディフェンディングチャンピオンとしての戦いに臨むことになった。

1月に発症した右肋骨の疲労骨折の故障から、不本意な形で2度目の出場を果たした「マスターズ」。直後に開幕した国内ツアーでも、その悪影響からなかなか脱却できず、今年トップ10入りを果たしたのは7月の「セガサミーカップ」が最後となっている。

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プロアマ戦に出場した開幕前日。状態については「あんまり良くないですね」と苦笑いで頭をかいた。今週月曜日には所属の葛城GCでトレーニングと打ち込みを行ったが、ひとたび練習場から離れると、フェースが開き、クラブがフラット気味に動く悪癖が顔をのぞかせる。

「コースに良いイメージが残っていたり、『こう攻めたい』というルートは頭に出て来るけれど、練習ラウンドでも上手くいかないと感じている」。ショットへの不安から、今週はアイアンをマッスルバックタイプからスイートエリアの広いキャビティにチェンジ。また、パッティングに関しても「出球が右へ、左へといつも以上に荒れている」と悩みは尽きない。

それでも昨年までの3連覇が必ずしも絶好調の中で達成されたことではないことも知っている。「マスターズを経験して、ボールコントロールが効かない状態。そういう意味では2011年の時と似ている」。相性抜群の地での戦いを、復活の足掛かりとしたい。(東京都稲城市/桂川洋一)

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2013年 ゴルフ日本シリーズJTカップ



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