最近は両手袋でのプレーが多い尾崎将司。この日初使用のドライバーで試合に挑む

今年40回目の記念大会を迎える「ダンロップフェニックストーナメント」。その第1回から休まずに40年間試合に出場するのは1994年から大会3連覇を果たした尾崎将司ただ1人。その尾崎が大会前日のプロアマ戦で元気な姿を見せた。

ティグラウンドに上がった尾崎の手には、アダムスゴルフのニュードライバーXTD（国内では来春発売予定）が握られていた。この日の朝、メーカーからニュードライバーを受け取った尾崎は、すぐに練習を始め、そのままプロアマ戦でもそのドライバーを使用した。

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「新しいドライバーはいい感じだから、明日も使うよ。新しいものに挑戦するのは、少しでも自分にプラスになるようなものを取り入れていかなきゃと思ってね」と、新兵器を手に表情は明るい。

大会の予選ラウンドは、尾崎の半分ではあるが20度目の来日出場を果たすトム・ワトソンと同組。「ワトソンも肩の調子が良くないみたいだけど、この年になるとしょうがない。体調もあるが、明日から少しでもいいプレーがしたいね」と、同じ時代に世界で活躍していたゴルフ界の新帝王をねぎらった。

40回連続での出場に「20代から続けているってことか。皆勤賞なんて凄いことだね。学生の時にも貰ったことがないからなー。体調だけじゃなくて、20年前からボケが始まって、今じゃ大ボケだよ（笑）」と上機嫌でクラブハウスに引き上げた。（宮崎県宮崎市／本橋英治）