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松山英樹は1打届かず2位 最後の最後まで見せ場

72ホール目まで主役の座を争い続けたのは、やはりこの男だった。愛知県の名古屋ゴルフ倶楽部 和合コースで開催された国内男子ツアー「中日クラウンズ」最終日。2オーバーの3位から出た松山英樹は「67」をマークし通算1アンダーでフィニッシュしたが、優勝した松村道央にあと1ストロークが届かず単独2位でプロ3戦目を終えた。

本能を信じ、闘争心をむき出しにした。首位の背中を2打差で追った打ち下ろしの左ドッグレッグホールの16番。開幕から3日間はティショットをアイアンで刻んでいた松山はキャディの助言を制し、ドライバーを握った。

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「風が昨日までとは違って打ちやすいなと思った。『刻んでもいいんじゃない?』と言われたけれど、『3日間は刻んでミスをしていたので行きます!』と言ったら許してもらえました。グリーン周りの(7つある)バンカーならどこでも良かった」。強振した一打は狙い通り、右手前のバンカーへ。続くセカンドショットを2メートルにつけてバーディを奪取。松村に1打差に迫った。

17番で痛恨の3パットボギーを叩いて再び2打差。だが諦める様子など微塵もない。最終ホールで見せたドライバーショットはフォローの風にも乗り、ギャラリー用のクロスウェイの手前まで運ぶ350ヤードドライブ。第2打はピン奥8メートルと距離を残したが、このバーディパットをねじ込んでみせる。下りのスネークラインはカップの数十センチ手前で急激にフック。「届かないかなと思ったけれど、歓声で入りました」。直後の声援が、この日一番の大きさだったのは言うまでもない。

しかし、クラブハウスリーダーとして最終組の松村を待ち、パッティンググリーンでプレーオフの可能性を探ったが最後は逃げ切られた。「これだけチャンスがあったのに勝てなかったのは悔しい」と大きくため息をつく。開幕3戦を10位、優勝、2位で終え賞金ランクはトップを快走。世界ランクもまた上昇する。それでも「出る試合に勝てるように頑張るだけ」と姿勢は崩さない。

ツアーがオープンウィークとなる次週は「ザ・レジェンド チャリティプロアマトーナメント」(11、12日)に出場。その翌週にはプロとして初めて国内メジャーの「日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯」を戦う。若き怪物から目が離せない。(愛知県東郷町/桂川洋一)

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2013年 中日クラウンズ



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