プレジデンツ杯・副将の丸山茂樹が好発進
ツアープレーヤーたちのちょっと自慢したいハナシ<星野英正>
先週のブリヂストンオープンで、初日3位につけた星野英正が、ちょっぴり自慢げに打ち明けました。
「こないだコーチに言われたんです。アドレスで腹筋、背筋に力をいれてショットしたときの僕のスウィングが、タイガーのスウィングにそっくりだって」
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疲れたり、調子が悪くなってくると、アドレスで上体が下がってしまうのが、もともと星野の悪いクセでした。そのせいで、バックスウィング時に左肩が下がってしまい、切り返しのときにクラブが寝て入り、球が左ばかりに飛んでしまことが多かったのです。
それを先々週の日本オープンでコーチの江連忠に指摘され、さっそく腹筋、背筋を意識してスウィングしてみたところ、「それがすっごく、タイガーに似てるって。・・・もちろん、タイガーとはパワーが全然違うんだけど、それでも悪い気はしないよね!」。それからというもの、気分はすっかり“タイガー・ウッズ”で、「常に自信を持ってプレーできるようになった」と星野はいいます。
地元・仙台から兵庫県・芦屋市に移り住んで今年で3年目。星野が越してきた直後に、偶然、あの阪神タイガースの星野仙一監督も、引越してこられて今やご近所さんです。ボールにプリントされた番号も、監督の背番号と同じ77。残念ながら、日本シリーズではダイエーに敗れてしまった阪神タイガースですが、リーグ優勝は実に18年ぶりのことでした。
今週のトーナメント、ABCチャンピオンシップの会場は、星野の自宅からもそう遠くない兵庫県東条町のABCゴルフ倶楽部です。同姓の星野監督にあやかって、すっかり定着しつつある関西のファンの前で、今季2勝目といきたいところです。
ツアープレーヤー・ミニミニ情報
星野のように、ラウンド中にも、ひとめで自分のものとわかるよう、使用ボールに自分の好きな数字やラッキーナンバーをプリントしている選手は多い。ミスタージャイアンツ・長嶋茂雄さんの背番号をとって『33』を入れているのはジャンボ尾崎。マルちゃんこと丸山茂樹は、元プロバスケットのマイケル・ジョーダン選手の背番号『23』をプリントしている。
先週の大会から、倉本昌弘がボールにプリントした番号は『59』だ。もちろん、9月に勝ったアコムインターナショナル初日にマークしたツアーレコードの『59』を記念してのものだが、それまでは毎年、自分の年齢を入れていたという。
ちなみに、星野の『77』は、星野仙一監督の背番号を取ったわけではなく、自身の生まれ年『1977年』の下2桁をモジったものとか。本人いわく「77をラッキーナンバーとして使うようになったのは、星野さんが監督になる前のこと。僕のほうがずっと先だったんだからね!」・・・確かに、星野が中日クラウンズで念願のツアー初優勝をあげたのも、タイガースのリーグ優勝より約半年も前のことだった。“あやかっている”のは星野ではなく、もしかしたら、星野監督のほうだったのかも??!!
※日本ゴルフツアー機構が発刊しているメールマガジン(プレーヤーズラウンジ)より転載しています。