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素顔のツアープレーヤーたち<藤田寛之選手>

先週のマッチプレーで、藤田寛之が“初体験”したのは、テレビのラウンドリポーター。
試合のほうは、スメイルとの第3回戦でホールインワンを達成しながらも、2-1で惜しくも敗退してしまいましたが、大会後援のテレビ朝日さまの依頼で最終日の決勝戦もそのまま会場に残って“初舞台”を踏むことになりました。

イヤホンをつけ、トッド・ハミルトンとデービッド・スメイルの一騎打ちを密着取材。「気分はもう、青木さんです」と、ゴキゲンの藤田。

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「メジャーでいつも青木功さんがやられているでしょう?“あれれ~、急に風が出てきたよ~”とかいって、ふいに芝をちぎって風に流してみたり(笑)。あんな自然体では、僕はとてもやれないけれど、自分なりに面白く伝えられたらいいですよね」と、スタートしていきました。

いつもの見られる側から、今回は見る側へ。いざ、実際にリポーターを体験して、普段とは違った視点でトーナメントを見つめることで「ギャラリーの方の視線や、違ったゴルフの攻め方も見えてきた」と、新しい発見もあったようです。

そんな中、藤田がひとつ苦労したことがあります。それは「屋外での発声の仕方」です。中継ブースの中やスタジオと違って、外で話しをする場合は風に声が流されたり、雨の音に邪魔されたりして、「普段どおりの話し方では、声が伝わりにくいんですよ。かといってコースで大声も出せないし、最初の数ホールはなかなか慣れませんでしたね」

隣で付き添われていたアナウンサーの方に、話し方のコツを一から教わりながらの初リポート。テレビ中継クルーのみなさんの苦労なども垣間見ることができて、いろんな意味で勉強になった1日だったようです。

今週は、藤田が97年に初優勝を飾ったサントリーオープンです。
今回の貴重な体験を生かして、思い出の大会で2度目の大活躍といきたいところです。

※日本ゴルフツアー機構が発刊しているメールマガジン(プレーヤーズラウンジ)より転載しています。

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