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【GDO EYE】最下位スタートの石川の第一声

国内男子ツアー今季最終戦の「ゴルフ日本シリーズJTカップ」は、キム・キョンテ石川遼池田勇太の3人が賞金王のタイトルを懸けて激突し、初日はその3選手が最終組で一緒に回る。この日訪れたギャラリー数は6,425名と過去10年間での初日最多ギャラリー数を更新し、注目の高さを窺わせた。

しかし、多くの人々の期待とは裏腹に石川は最下位スタートと出遅れてしまう。誰よりもこの結果に失望したのは石川本人だろう。その石川がホールアウト後、練習場での調整を終えて会見場に現れた。その第一声が次の言葉だ。

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「とにかく、一緒に回った池田さん、キム・キョンテさんに本当に申し訳なかった内容でした。二人とも素晴らしいプレーをされていて、そんなお二人のリズムを崩しかねない、そういう自分の悪いプレーリズムだったので本当に申し訳ない。本当に二人はやりにくかっただろうなと思います」。

一方、直前の会見でこの日の石川のプレーについて尋ねられた池田は、「辛い1日だったと思うし、途中から流れも来なくてアンラッキーもあった。厳しいラウンドになってしまったので、もう少し場を盛り上げられれば良かったかなと思う」と、賞金王を争う石川を思いやる。同様に、キョンテも「アンラッキーだった」と石川を気遣った。

この1試合の結果次第で3人の中の誰かが賞金王に輝くわけだが、そんなライバル関係の中にも相手に対する配慮が滲む。どんな結末であれ、気持ち良く受け入れたいと思った。(編集部:今岡涼太)

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