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兼本貴司、エースドライバーを失いながらも単独首位浮上!

国内男子ツアー第17戦「コカ・コーラ東海クラシック」の大会3日目。4バーディ、2ボギーでスコアを2つ伸ばした兼本貴司が、通算7アンダーまでスコアを伸ばして単独首位に浮上した。

今季は7月に行われた「The Championship by LEXUS」で、最終日の最終18番で劇的なイーグルで逆転優勝を果たしている。今季2勝目に王手をかけた兼本だが、今回は不安な要素を抱えている。

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それは優勝したときに使用していたドライバーが無いからだ。そのドライバーは2007年製で、兼本はエースドライバーとして大切に使用してきた。ツアープロが同じドライバーを3年以上使うことは珍しいことだが、兼本は冬場に使ってしまうとすぐに割れてしまうと、寒い時期はこのドライバーを封印していた。

ところが、サン・クロレラクラシックの練習日、ついに愛用のドライバーが悲鳴を挙げた。「今年はあのドライバーで4位と優勝ですからね」。割れて使えなくなったドライバーを諦め、メーカーから似たようなタイプをこれまでに20本以上テストさせてもらった。

「今週のは、まあまあかな」という兼本だが、まだ満足度は低い。実際、前日も「曲がりまくりですわ」と話していたが、この日も「どこに飛ぶか分からないんですよね」とドライバーへの不安はつきない。

それでも「グリーンが柔らかいので、ラフからでもボールを止めることができているのでなんとかなっています。明日も苦しいラウンドになると思うけど、優勝は運任せでいこうと思います」と、ドライバーショットは次打が打てる位置に行けばなんとかする覚悟だ。

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2010年 コカ・コーラ東海クラシック



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