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名コンビ復活で谷原秀人は上々の滑り出し/チームPRGR

今季国内メジャー第1戦目の「日本プロ日清カップ」は、長崎県長崎市のパサージュ琴海アイランドゴルフクラブ(7060ヤード、パー70)で5月13日(木)、幕を上げた。 長崎県では初開催の大会舞台は、シーサイドコースでグリーンのアンジュレーションが強く、しかも硬くて速い仕上げは、まさにメジャー仕様だ。

開催週の月曜日から練習ラウンドを行ない、コースチェックをしたチームPRGRの谷原秀人は、「パーオンしたとしてもピン位置によっては3パットすることを覚悟しなければならないケースもあると思う。それほどグリーンのアンジュレーションがきつい。1ラウンドで3パット2回は良しとしてプレーした方が気が楽かも」と話していた。
決してパットに自信がないわけではない。大きなグリーンの中に、さらに小さなグリーンが3つも4つもあるような形状は、まさにポテトチップス。パットのラインを読み切るのは、一筋縄ではいかないのだ。

しかし、谷原には今大会で強い味方がついてくれた。ツアーデビュー当初、帯同キャディーを務めていた東北福祉大学ゴルフ部の同期、扇慶太郎さんが2年半ぶりにバッグを担いでくれるからだ。扇さんは開催地元の長崎県出身であり、コースを熟知している。また昨年の国体でゴルフ個人優勝を果たし、今年の「日本アマチュアゴルフ選手権」のシード権を獲得している腕前を持つだけに心強い。ツアー初優勝、2勝目を飾った際のコンビ復活は「2度あることは3度ある」と自ずとメジャー奪取への期待も膨らむ。

大会初日、パー5をパー4に変更してメジャー仕様となった1番ホールをパーセーブで切り抜けた谷原。4番ホールで3パットを打ち、ボギーが先行した。9番パー5でバーディパットを決め、イーブンパーに戻してハーフターン。後半は1バーディ・ノーボギー69で回り、1アンダー・17位タイでフィニッシュした。

「ショットがあまりにも不安定。良いショットが2回続いても次はミスショット、そんな繰り返しでした。それでも3パットを1回に抑えられたし、慶太郎のラインの読みは完璧なのに、読みどおりのパットができませんでした。ショットもパットも二人の息も日に日に合ってくるはず」と谷原は自信を得た笑みを浮かべた。

そんな谷原と違って、初日2バーディ・3ボギーの1オーバー・51位タイでフィニッシュしたチームPRGR矢野東の表情は暗かった。インスタートで8ホール連続パープレーの後、9ホール目の18番ホールでバーディを奪取。その勢いに乗って残り9ホールをプレーするかと思われたが、1、2番ホールで連続ボギーを叩く。17ホール目でもボギーを打ち、2オーバーまで後退したが18ホール目の9番ホール・パー5でツーオン。イーグルパットは惜しくも外れたが、楽々バーディを奪ってフィニッシュしたのだった。

「ラウンド途中からイメージとショットのズレが大きくなってしまいました。打ち出しを左5ヤードに定めて打ったショットが右10ヤード方向に飛び出す。これでは勝負になりません。その原因と対策を考えて来ます」とホールアウト後、矢野はすぐに練習場へ向かった。これまで作り上げて来たスイングを18ホールで木っ端微塵に打ち砕く。そんなメジャーならではのタフなコースセッティング。プロ№1を決する大会らしさが、選手たちのコメントに表れている。あと54ホールをどう乗り切り、どう戦い抜くのかを見守って行きたい。

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2010年 日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯



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