急きょ出場国内メジャーで2位ターン 「全米」控える大西魁斗がうれしい丸山茂樹との縁
◇国内メジャー第2戦◇BMW 日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ 2日目(5日)◇宍戸ヒルズCC 西C(茨城)◇7431yd(パー70)◇曇り(観衆2266人)
首位に1打差の2位で週末に進んだ大西魁斗は、そもそも今大会に出場する予定がなかった。エントリーを決めたのは先月25日、滋賀県で行われた「全米オープン」(6月18日開幕/ニューヨーク州シネコックヒルズGC)の予選会を通過してすぐのこと。ホールアウトから約1時間後に迫った締め切り(試合前週の月曜日午後5時)に、ギリギリで間に合った。
予選会の前は数少ないメジャー切符を確実につかめるとは思えず、当初は今週から米下部コーンフェリーツアーに戻るつもりだった。それが、35人が出場した1日36ホールの長丁場で3枠に入り、状況が一変。「コーンフェリーから(全米オープンまで)3連戦をして、ボロボロの体で、痩せていくのはもったいない」と初出場のビッグイベントに集中。今大会に出てから次週のオープンウィーク中に渡米することを選んだ。
急きょ参戦した国内メジャー第2戦は実に4年ぶり。初日の前半4番のパーパットを沈め、同組の大岩龍一から飛んだ「ナイスセーブ」の声に驚いた。「え?ここってパー4?」。以前はパー5で固定されていた同ホールは、昨年から予選ラウンドはパー4、決勝ラウンドがパー5で行われる。
米国では、なかなかお目にかかれないセッティングに驚きながらも、「67」「69」で通算4アンダー。「去年、PGAツアーでは2日、3日続けて良いゴルフができなかった。きのう、きょうはその点がうれしい」と首位と1打差ターンよりも喜べるポイントがある。
キャリアで初のメジャー出場となる全米オープン。今年の会場シネコックヒルズGCは、ジュニア時代から敬愛する丸山茂樹が2004年に4位に入ったコースだ。「僕には丸山さんみたいなショートゲーム(の技術)はないので大変」と笑いつつ、プレーするのが待ち遠しい。学生時代、「全米アマチュア選手権」で初めて決勝トーナメントに進んだ2017年大会は、大先輩が拠点にしてきたロサンゼルスエリアにある2コース(リビエラCC、ベルエアCC)だった。「ちょっと縁があるなと思っているんです」と、うれしそうに言う。
同大会以降は約2カ月、コーンフェリーツアーでプレーするつもり。「ショットの状態は良い。パッティングも含めて全体的にシャープにしていきたい」。渡米前に日本ツアー2勝目を挙げられれば言うことはない。(茨城県笠間市/桂川洋一)