2026年 全米オープン

初メジャー切符に大西魁斗が涙「気持ちが追いつかなくて、つらい時期が長かった」

2026年 全米オープン 事前 佐藤大平 大岩龍一 大西魁斗
大西魁斗(右)は初のメジャー切符に喜びがにじんだ

◇メジャー第3戦◇全米オープン 日本地区最終予選会(25日)◇日野ゴルフ倶楽部 キングコース(滋賀)◇6989yd(パー70)◇出場35人

初メジャーとなる「全米オープン」(6月18日~/ニューヨーク州シネコックヒルズGC)出場を決めた大西魁斗の思いが、涙となってこぼれた。今季主戦場の米下部コーンフェリーツアーからいったん日本に戻り調整する中で、内藤雄士コーチをはじめチームへの感謝を語ったタイミング。「本当に支えられています」と声を震わせた。

2024年「UNCヘルス選手権」での初優勝をきっかけに最高峰PGAツアー昇格を果たした昨季は、26試合の出場で決勝ラウンド進出は6回にとどまった。年間ポイントランキング199位に沈み、今季は下部へ出戻りする形となった。「ことしのコーンフェリーツアーの開幕戦で、気持ちが追いつかなかったというか…。PGAツアーの華やかな舞台での戦いが一年間で終わってしまって、つらい時期が長かった。でも、(頑張っていれば)こうやっていいことがあるんだなって思います」

2026年 全米オープン 事前 大西魁斗
1日36ホールで「64」「65」を並べた

23年から米国での転戦生活を続けてきた。「でもこの3年間、うまくなっていないどころか、下手になっていると思うんです」。内藤コーチと大事にしてきたスイングのポイントは頭で分かっていても、カットラインとの攻防が続けば徹底しきれない場面が増えてくる。「いまはリセットしなきゃいけない。そうしないと(米国での)優勝には届かない」。腰を据えてスイングを固める必要性を痛感し、出場権のあった4月中旬の米下部「テュラム選手権」をスキップするなどして日本での土台作りに時間を割いてきた。

この日の2ラウンド目の13番でダブルボギーを喫した。3Wでの刻んだショットからトラブルになったことで吹っ切れたという。そこからの4ホールで3バーディを奪い返し、ラスト36ホール目も力いっぱい1Wを振り切った。「64」「65」を並べる通算11アンダー2位に入り、「メジャーに出られることは本当にボーナス。きょうは本当にスイングが良くて、結果が良かった」と充実感がにじむ。

今週から「ミズノオープン」「BMW 日本ゴルフツアー選手権」と日本ツアー2連戦を挟んで全米オープンへ。メジャーで獲得したポイントはコーンフェリーツアーのポイントランキングにも反映されるため、結果次第で今後の展望も大きく開ける。あえて立ち止まった勇気がキャリアの転換点になると信じて歩んでいく。(滋賀県日野町/亀山泰宏)

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