勝っても“ベイカレント”に行けない理由 池村寛世に後悔ナシ
◇国内メジャー第2戦◇BMW 日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ 初日(4日)◇宍戸ヒルズCC 西C(茨城)◇7431yd(パー70)◇曇り(観衆1777人)
国内メジャーの第2戦は昨年から優勝者に秋の日本開催PGAツアー「ベイカレントCレクサス」(神奈川・横浜CC)の出場権を付与する。世界への扉を開くチャンスのひとつだが、今大会のフィールドには、勝っても舞台に立つことを許されない選手がいる。
首位に1打差の4位で滑り出した池村寛世には、その覚悟があった。ことし1月、LIVゴルフの予選会(LIVゴルフ プロモーションズ)に出場したことで、PGAツアーに1年間出場できないルールがある。「(予選会のときに)その情報を聞いていました。DPワールドツアー、PGAツアーには出られないということで」。日本勢では他に小西たかのり、勝俣陵が参加した一方で、米ツアーの予選会挑戦を視野に入れて回避した比嘉一貴のような選手もいる。
なお、仮に池村らが優勝した場合の出場権の行方について、日本ゴルフツアー機構(JGTO)は現段階で「確認中」とした。
サウジアラビア政府系ファンド・PIFが今季限りで資金提供を打ち切るLIVの行く末を気にしつつ、池村の姿勢は前向きそのもの。「もしもLIVがなくなったら、(欧米ツアー進出を)考えようかなと思う。出られない時期が終わったら挑戦してみたい」と海外志向は変わらない。来週はアジアンツアーの「インターナショナルシリーズ モロッコ」(ロイヤルゴルフ・ダルエスサラーム)にエントリー。オープンウィークは欧州旅行も計画している。
5月「関西オープン」から次週まで5連戦とあって、きのう3日の休養は大きかった。台風6号の影響によるコース閉鎖、プロアマ戦が中止となった水曜日が「最高の休みになった」。睡眠をしっかりとり、ネットフリックス視聴と夕食の買い出しでリフレッシュ。「体の状態も良くなって一日流れ良く回れた」と好発進につなげた。
6バーディ、2ボギー「66」のスコアカードは内容も充実。後半14番の2打目をダフってボギーとした直後、3連続バーディを奪った。難関17番では8Iでのセカンドショットをピンそば3m弱につけてバーディ。「良いスタートで終われたので、あす以降も同じように落ち着いてプレーができたら」と自信にもつながった。(茨城県笠間市/桂川洋一)