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「石川選手が優勝にふさわしい」金谷拓実は米最終予選会切符、谷原秀人は通算20勝に届かず

◇国内男子◇三井住友VISA太平洋マスターズ 最終日(10日)◇太平洋クラブ御殿場コース(静岡)◇7262yd(パー70)◇曇り(観衆8549人)

単独首位から出た金谷拓実は1バーディ、3ボギー「72」と伸ばせず、通算7アンダー10位でフィニッシュ。「なかなかチャンスを多く作ることもできなくて、苦しいラウンドになった」と振り返った。

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3番(パー5)ではフェアウェイからの2打目でグリーンを捉え、2オン2パットでバーディを先行させたが、その後はチャンスにつけられず後半に入った時点でトップの石川遼と3打差がついていた。「本当に石川選手のプレーは素晴らしくて、優勝にふさわしいプレーだったと思います」と称賛しつつ、「もう少しアグレッシブなプレーができればよかったけど、きょうはできなかった」と悔しさが残る1日となった。

大会終了後の賞金ランクは変わらず2位。11月13日時点の賞金ランク1位に与えられるPGAツアー最終予選会(12月12日~15日・フロリダ州TPCソーグラス)出場資格は逃したが、1位の平田憲聖との差は約1112万円から668万円に縮めた。「残り3試合ありますし、そこでしっかりいいプレーができるように頑張りたい」と自身初の賞金王の可能性はまだ大いに残っている。

ツアー通算20勝目をかけた谷原秀人は、17番まででボギー無しの5バーディとスコアを伸ばして首位に立ったが、18番(パー5)のボギーで通算10アンダーに後退した。最終ホールのフェアウェイからの第3打は、「奥から戻そうと言う頭があった」とグリーン上段に乗せたが戻らず3パット。「最後獲ればと思っていたけど、逆にボギーだったので残念」と優勝に1打届かず、ツアー史上12人目の通算20勝達成は石川に譲る形となった。

現在賞金ランク35位につける今季は、次週「ダンロップフェニックス」が最終戦になる見込み。「今後はあと1試合しかないので頑張ります」と話した。(静岡県御殿場市/谷口愛純)

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