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佐藤大平はもう「ZOZO」が気になる 昨年大会は“待ちぼうけ”

◇国内メジャー第2戦◇日本プロゴルフ選手権大会 3日目(6日)◇富士カントリー可児C志野C(岐阜)◇7201yd(パー72)◇曇り(観衆4013人)

スーツケースから黒系のコーディネートを選んできたのは、1週間で最も涼しいという予報が出ていたから。確かに雨雲に上空を覆われた時間帯もあったが、それも中盤の一瞬だけだった。佐藤大平は「ちょっと曇ったときは幸せでした…」と腰に手をやる。熱い息を吐き続けながら、キャリアで3回目の最終日最終組に飛び込んだ。

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8アンダー6位から前半2番(パー5)のバーディをきっかけに、上位に食らいついた。7番(パー3)から2連続バーディ。さらに1つ伸ばして迎えた17番(パー5)で残り140ydからの2打目をピンそば1mに付けて5つ目を決めた。

「セカンドショットが中途半端な残り距離で、風もイマイチわからなかった」という最終18番は、2m強のパーパットを沈めて「67」。「上位を目指すためにはしょうもないボギーを打っている場合じゃない」と通算13アンダーフィニッシュにガッツポーズを作った。

週明け9日に31歳になる。今季は既にトップ5に2回入り、賞金ランキング12位。ツアー初勝利の瞬間をじっと待ちながら、もう秋の陣も見据えている。「気持ちを切らさずに上位で上がりたい。“ZOZO”もありますしね。ちょっとでも多く稼げたらいい」

日本開催のPGAツアー「ZOZOチャンピオンシップ」(10月24日開幕/千葉 アコーディア・ゴルフ習志野カントリークラブ)に出たくて仕方がない。敬愛する東北福祉大OBの松山英樹に帯同し、会場で“ギャラリー”になった年もあった。昨年初めて選手としてコース入り。ただし、身分は待機選手だった。連日のドライビングレンジの端っこでの打ち込みもむなしく、出番はなし。「去年、ウエーティングに行って余計に出たいと思いました。ギャラリーの多さもすごいと思いながら練習した」と振り返る。

ことしは10月の「日本オープン」(埼玉・東京GC)終了時の賞金ランキング上位8人に入れば自動的に参戦が可能。「なにが起こるか分かりませんから」。5打差の首位・杉浦悠太の背中も必死に追う。(岐阜県可児市/桂川洋一)

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