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「入場無料」から1年 御殿場に今季男子ツアー最多の来場者

◇国内男子◇三井住友VISA太平洋マスターズ 最終日(12日)◇太平洋クラブ御殿場コース(静岡)◇7262yd(パー70)◇曇り(観衆9041人)

今平周吾が優勝を決めた最終ラウンドは、4日間で最多9041人のギャラリーの前で行われた。期間中の来場者数2万3569人は、PGAツアーとの共催大会「ZOZOチャンピオンシップ」の2万9752人を除き今季の男子ツアーでトップ。「日本オープン」の2万1951人を更新した。

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2万人超は「中日クラウンズ」(2万444人)、「Sansan KBCオーガスタ」(2万675人)に続いて国内ツアーの単独大会では今季4試合目。50回目の開催を記念して入場無料で来場者を受け入れた昨年の2万6702人には及ばなかったが、大会アンバサダーを務めた石川遼は「去年、施策を打っていただいた影響はあるんじゃないかと思います」とうなずいた。

大会顧問兼実行委員長の三井住友カード・佐々木丈也専務執行役員は、シーズンを通じた男子プロの奮闘ぶりに目を見張る。「2万人以上だったSansan KBCオーガスタをはじめ、ことしは他の大会でもギャラリー数が戻っている数字を拝見してきました。プロゴルファーの素晴らしいプレー、スゴさを見たいというお客様が増えたことで、男子ゴルフ全体の人気が盛り上がりそうな機運を感じます」と話した。

51回目となった大会は今年、通常のチケットに加え、「プラチナ」や「ゴールド」といった場内ラウンジや優先観戦エリアを利用できる付加価値のある高額入場券も販売した。一方で自社のカード会員向けの観戦チケットプレゼント企画を実施。また、5番、6番ホールと隣接スペースを無料観戦エリアとして4日間開放し、昨年に続いて御殿場ラーメンフェスタや縁日企画を飲食スペース等で行った。

石川は熱心なゴルフファンだけでなく“ライト層”を受け入れる姿勢を歓迎。「ゴルフ観戦も食も楽しめる。観戦初心者というか、『見に行ってみようか』という人にとってハードルが低く、楽しめると思う。こういったものがもっと広まってほしい」と、主催者の独自性に富んだチャレンジに感謝した。(静岡県御殿場市/桂川洋一)

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2023年 三井住友VISA太平洋マスターズ



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