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21ホール我慢して「64」 蝉川泰果が地元大会でV戦線ターン

◇国内男子◇マイナビABCチャンピオンシップ 2日目(3日)◇ABCGC(兵庫)◇7217yd(パー72)◇晴れ(観衆1581人)

我慢が身を結べば誰だってうれしい。蝉川泰果が明るく、決勝ラウンドへの抱負を口にした。「楽しみながら、気持ちよく回りたいです」。首位と5打差の通算8アンダーなら、残り2日で十分に逆転圏内だ。

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初日はフラストレーションが爆発寸前だった。イーブンパーの前半4番(パー5)から5連続でチャンスを外した。バーディがマストと考えていた15番(パー5)では、左ラフからアイアンのヘッドが絡まり“セカンドOB”。歯を食いしばってボギーでしのいだ。この日は62位スタートで、予選落ちの不安もあった。だが、初日から21ホール目、序盤12番(パー3)で下り2.5mのパーパットをねじ込み、ついに流れは変わった。

「カットラインは頭にありました。昨日のOBの時はさすがにイラッとしかけました。(この日の)12番は“これ外したら、やばいな”と思いましたし」。2オンに成功した18番(パー5)で下段から奥の段のカップへ、9mを入れた。後半4番は12mの大きく曲がるフックラインを「完璧でした」と放り込んだ。我慢の末に2イーグルを奪うなど「64」をマークした。

プロだから、もちろん我慢だけではない。初日にショットのフィーリングに微妙なズレを感じ、この日はボールを替えた。住友ゴム工業(ダンロップ)の「Z-STAR XV」を、プロ初優勝した4月「関西オープン」時に使っていた「Z-STARダイヤモンド」へ。そんな試行錯誤もビッグスコアを後押しした。

祝日の文化の日、開催コースのある加東市出身の自分を見てくれるギャラリー数が初日から倍増した。「お客さん、多かったですね」と喜ぶ蝉川が地元大会でのプロ2勝目へ。舞台が整ってきた。(兵庫県加東市/加藤裕一)

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