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第一子誕生で“いい方向” 勝俣陵がツアータイの1ラウンド3イーグル

◇国内男子◇マイナビABCチャンピオンシップ 初日(2日)◇ABCGC(兵庫)◇7217yd(パー72)◇晴れ(観衆651人)

勝俣陵は10月13日、第一子となる女児を授かった。出産予定日は「日本オープン」最終日の8日だったが、少しズレてくれて、立ち会えた。「感動しました。子どもはこうやって産まれて来るんだって分かった。奥さんに本当に感謝しています」

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父親になった気持ちを聞くと、少し首を傾げながら生真面目に語り始めた。「よく“家族のために頑張ろう”という気持ちになるとか言われるじゃないですか。でも、目指しているのが優勝であることに変わりはないので」。でも、うれしい。力は湧いてくる。「実感はあるんです。いい方向に行ってくれたら」。いきなり“いい方向”が出た。記録が残る1985年以降の国内ツアータイ記録「1ラウンド3イーグル」(※)を決めた。

最初は4番(パー5/576yd)で、エッジまで240ydを21度のUTで手前10mに2オンさせて、放り込んだ。その次は15番(パー5/535yd)で、またもエッジまで240ydを21度のUTで2オン。右奥のピンへ、グリーン右端から13mのパットのラインは右エッジが途中で邪魔だった。「まあピン奥まで運んで次決めたらいいか」と強めに打ってカップインした。

「1ラウンド2イーグルもしたことなかったら…」と驚いたが、最終18番(パー5/525yd)のティイングエリアに立つと、キャディが「もう行くしかないよね!」。2打目はフェアウェイから池越えでピンまで171yd。同組の先輩プロ、谷口徹の「あるぞ」という独り言?に後押しされ、7Iで1mへ。「僕は8番アイアンで、手前の下段の面でもいいかと思っていて…」。強気の選択が3個目のイーグルを呼び込んだ。

3イーグル3バーディ、2ボギーの7アンダー「65」で、首位と2打差3位スタートになった。「僕の問題はここからです。スタートダッシュが良くても、後が良くないので」。今季ツアーで初日トップ10以内は4度あるが、いずれも順位を下げてフィニッシュした。今度こそ尻上がりの優勝争いへ。ノッてる男が表情を引き締めた。(兵庫県加東市/加藤裕一)

(※)2022年「ASO飯塚チャレンジド」1Rの大槻智春以来となる8人目

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