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金谷拓実は薄氷の通過 アダム・スコット1打届かず「戦略を変えるしか…」

◇国内メジャー◇日本オープンゴルフ選手権競技 2日目(13日)◇茨木カンツリー倶楽部 西コース(大阪)◇7315yd(パー70)◇晴れ(観衆4759人)

賞金ランキング1位の金谷拓実は通算5オーバー59位とカットライン上で週末に滑り込み、今季国内ツアー出場14試合目で初の予選落ちを回避した。

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初日81位と出遅れ、この日も2ホール目の11番でボギーが先行した。それでも、12番はティショットを刻んでセカンドをピンに絡める狙い通りの攻めからバウンスバック。2オンに成功した18番(パー5)を獲り、折り返してさらに2連続バーディと加速した。

「本当にいいプレーができていた」とうなずきながら、上がり4ホールで喫した3ボギーに表情が曇る。午前組でのプレー終了時点では通過を決められなかったこともあり、「あしたがあるかどうか分からないですけど、この2日間はやり切った。どういう結果であれ、またしっかり準備して、次に向けて頑張ります」とコメント。残ったチャンスで巻き返しをかける。

金谷、ディフェンディングチャンピオンの蝉川泰果とともに回ったアダム・スコット(オーストラリア)は2016年大会以来2度目の予選落ち。上がり2連続ボギーをたたく連日の「73」で通算6オーバー65位と1打及ばなかった。

初日50%(7/14)だったフェアウェイキープ率はフィールド102位の35.71%(5/14)まで悪化。「(このセッティングで)ラフからでは良い結果は望めない」と話したように、キャリーでフラッグに当たって5mほどに絡めた15番の“旗つつみ”バーディが数少ない見せ場となった。

「引退するまでに勝ちたい」と話す日本のナショナルオープン制覇に7度目の挑戦でも届かず。「次からは戦略を変えるしかないかな」と苦笑交じりにチャレンジ継続をにじませた。次週は日米共催「ZOZOチャンピオンシップ」(千葉/アコーディア・ゴルフ習志野CC)に出場する。(大阪府茨木市/亀山泰宏)

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