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「7番アイアンなら右より飛ぶ」アマ岡田晃平を救った“左打ち”のルーツ

◇国内メジャー◇日本オープンゴルフ選手権競技 2日目(13日)◇茨木カンツリー倶楽部 西コース(大阪)◇7315yd(パー70)

必死のスコアメークを続けてきた後半6番、アマチュアの岡田晃平(東北福祉大)はこの日何度目か分からないピンチに見舞われた。UTのティショットが左サイドにある木の根元へ。どうにもアドレスが取れず、持っていた9Iはそのままで“左打ち”にスイッチした。100ydほど飛ばし、50ydほど残した3打目を寄せてパーセーブを決めた。

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「左打ち、得意なんです」と笑う。以前は身体のバランスを整えるために練習の一環として取り入れており、2週前にメーカーにレフティ仕様の7Iを作ってもらったタイミングで再開したばかり。7Iだけで比べれば右の185ydに対し、左で195ydを飛ばすというから驚く。幼い頃はソフトボールをプレーし、左打席に立っていた“ルーツ”とも関係がありそう。「練習の成果が出ました。いいジャッジだったかなと思います」と、また白い歯をのぞかせる。

大学の先輩、蝉川泰果の背中を追って大会2年連続のアマチュア優勝を狙うナショナルオープンで、初日首位タイ発進。午後組でのプレーを終えた前日夜は、高揚感でなかなか寝られなかったという。スタートの10番でベタピンのバーディを奪いながら、続く11番で3オン3パットのダブルボギーを喫した。それでも、12番で決めた3mのパーパットが「悪い流れに歯止めをかけてくれた」。2バーディ、1ボギー1ダブルボギーの「71」で我慢して通算3アンダー、首位と1打差3位に踏みとどまった。

「攻めたいですね。きょうも何回か守りに入った。8番もレイアップしてボギーでしたし…」。週末に誓う果敢な姿勢は、高知・明徳義塾高、東北福祉大の先輩である松山英樹から受けた指摘ともリンクする。1月のPGAツアー「ソニーオープン」にスポット参戦した際、「もっと高くて大きいボールを打て」と助言を受けた。

もともと飛距離には自信があるタイプだったが、昨年は方向性重視に切り替えてプレーしていた。「8割とかで打っていたものを9割で(振る)。とにかくしっかり振れば、球は上がるので」。キャリー300ydを超えるビッグドライブを前面に押し出したアグレッシブなスタイルで、並み居るトッププロに挑んでいく。(大阪府茨木市/亀山泰宏)

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