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大砲対決の予選ラウンド 1打差3位・幡地隆寛の緻密な戦略

◇国内メジャー◇日本オープンゴルフ選手権競技 2日目(13日)◇茨木カンツリー倶楽部 西コース(大阪)◇7315yd(パー70)◇晴れ(観衆4759人)

「ジャパンオープンで囲み(取材)に呼ばれるなんて…」と笑いながら、大きな身体をかがめて記者の輪に入ってきた幡地隆寛。日本オープンは4年連続6度目になるが、前年23位がベストフィニッシュと上位に絡む機会はなかなか訪れなかった。

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6バーディ、3ボギーの「67」の大会自己ベストは、徹底した戦略の賜物。自慢の1Wを握るのは、パー3を除く14ホールで多くても5回ほど。3UT(それでも250~270ydは飛ぶとか…)をゲームの軸に据え、「(ピンまで)近くてラフより、離れたフェアウェイの方が圧倒的に狙いやすいので」と語るフェアウェイキープ率はフィールド7位の78.57%(11/14)を記録した。

とはいえ、「ホントに(1年で)一番つらい試合じゃないですか?メンタルがやられるから、終わったら一週間休みたいくらい」と苦笑するハードセッティングを乗り切るためには、コースマネジメントだけでは足りない。「いいショットと悪いショット、いい結果と悪い結果、いちいち喜んだりがっかりしたりしない。一喜一憂すると(終盤までに)ドッと疲れてしまうので」と心のコントロールもポイントになる。

予選ラウンドを同組で回った河本力の存在も好スコアを後押しした。ドライビングディスタンスは河本の1位(324.92yd)に対し、幡地が5位(312.58yd)。2週前の「バンテリン東海クラシック」期間中に行われたドライビングコンテストでは幡地が350.8ydをマークして348.6ydの河本を破った。いつもならたっぷり待って3番目に打つセカンドも、規格外の大砲が一緒なら流れが変わってくる。「(河本)力が同じくらいのところにいるので、セカンドを打つリズム的にはすごくいい感じで回れていた。見ていて気持ちもいいですし」と感謝した。

4月の「関西オープン」で2位と初優勝に迫りながら、夏場に出場7試合連続予選落ちも経験。首位と1打差の通算3アンダー3位で迎える週末を前に「やってやろうという気持ち…あります、と言っておきましょうか」と冗談めかして笑わせた。タフな36ホールを終えても、まだまだ余力がありそうだ。(大阪府茨木市/亀山泰宏)

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