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300ydドライブから3バーディ奪取 レキシー・トンプソンが見せた可能性

◇米国男子◇シュライナーズチルドレンズオープン 初日(12日)◇TPCサマリン(ネバダ州)◇7243yd(パー71)

PGAツアー史上7人目の女子プレーヤーとなったレキシー・トンプソンが奮闘した。日没サスペンデッドのため16ホールしか消化できなかったが、3バーディ、2ボギー1ダブルボギーで2オーバーの暫定76位タイ。第2ラウンドを残しているものの、暫定カットラインとは1打差で、出場全132人(棄権1人含む)のうち男子37人より上位につけた。

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男子のフィールドで彼女を支える最大の武器はショット力、そして女子ツアー屈指の飛距離だ。今季米女子ツアーの平均飛距離では270.710ydの12位ながら、最初のバーディを奪った2番(パー4、466yd)はティショットが304ydを計測。162ydの2打目を6.5mにつけ、カップに沈めた。9番(パー5、552yd)ではティショットが292ydで、残り255ydを8mに2オン、イーグルパットを外して2パットバーディを決めた。13番(パー5、598yd)は310ydのドライブから、2打目をグリーン近くまで運んでのバーディだった。

前半は7番(パー4、371yd)で3オン3パットのダブルボギー、3番と8番でボギーを打ったが、後半インは10番から7ホール連続でパーオンに成功した。

PGAツアーのホームページによると、トンプソンの組は午後一番の大ギャラリーを集め、毎ホールのティイングエリア、グリーンでは拍手と歓声で迎えられた。トンプソンは「とても特別な気分だった。まずまずのプレーができた。悪いホールが1つあったし、あやふやなショットもいくつかあったけど、これはゴルフだから」と歴史的な日を振り返った。

1952年「ノーザンカリフォルニア・リノ・オープン」のシャーリー・スポーク以来、史上3人目の決勝ラウンドを回る女子プレーヤーへ。プレー再開は17番グリーン上、6mのパーパットというピンチからだが、快挙達成の可能性は十分に残っている。

<PGAツアーに出場した女子選手>

ベーブ・ディドリクソン・ザハリアス/1935年「カスケード・オープン」など7試合
シャーリー・スポーク/1952年「ノーザンカリフォルニア・リノ・オープン」
アニカ・ソレンスタム/2003年「バンク of アメリカコロニアル」
スージー・ウェイリー/2003年「グレーター・ハートフォード・オープン」
ミッシェル・ウィ・ウェスト/2004年「ソニーオープン」など8試合
ブリタニー・リンシコム/2018年「バーバソル選手権」

※決勝ラウンドを回ったのはザハリアス2試合、スポーク1試合のみ

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