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アダム・スコットが愛してやまない「誇り」をかけたナショナルオープン

◇国内メジャー◇日本オープンゴルフ選手権競技 事前(11日)◇茨木カンツリー倶楽部 西コース(大阪)◇7315yd(パー70)

昨年11月から新シーズンが始まった欧州ツアー「オーストラリアオープン」を皮切りに、アダム・スコット(オーストラリア)は精力的に世界を飛び回ってきた。「全米オープン」と「全英オープン」のメジャーはもちろん、7月「ジェネシス スコットランドオープン」、9月「アイルランドオープン」。そして、2年連続7度目の「日本オープン」に臨む。

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2005年からの連覇を含めて3勝した「シンガポールオープン」を含め、ナショナルオープンをプレーすることに積極的な印象を問われてうなずく。「ナショナルオープンで勝つことは、自分のプライドを高めてくれる。それがプレーする理由にもなっているし、大事にしていることでもある」

09年に勝った母国の「オーストラリアオープン」への思い入れは言うまでもないが、最高峰に位置付けるのは、やはり全米オープン。「あれはまさに、ゲーム・オブ・ゴルフ」とテンションを上げて話す。

「引退するまでに勝ちたい」と公言してきた日本オープンへの意気込みも並々ならぬものがある。「いろんな国でプレーしてきた中でも難しいセッティングであることは間違いない。自分もこれ以上若くなることはないので、そろそろ勝たないと…と思っている」。43歳となり“タイムリミット”も気になってきた様子。

ことしの舞台となる茨木カンツリー倶楽部 西コースについて「従来の日本オープンに比べるとトリッキーな部分がなくて、ストレートに球を打っていけば、攻略できる印象」と好感触を口にした。「勝つことこそが今週の目標」。かつての世界ナンバーワンは、自らの誇りをかけて日本一の称号をつかみにいく。(大阪府茨木市/亀山泰宏)

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