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河本力は“パター替えすぎ問題”に終止符望む?

◇国内男子◇ACNチャンピオンシップ ゴルフトーナメント 事前(4日)◇三甲GCジャパンコース(兵庫)◇7295yd(パー72)

前週の「バンテリン東海クラシック」中に行われたドラコン大会は優勝こそ350.8ydの幡地隆寛に譲ったものの、348.6ydで2位。そんな脅威の飛びだけでなく、ツアー内では柔らかく打つウェッジショットにも定評がある。ツアー屈指のスケールを誇りながら、今季未勝利。河本力の悩みは「パットが入ってくれたら…」に尽きるという。

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「ショットはいいんですよ」が決まり文句になっている。実際、前週最終日も首位と7打差から出て前半で5つ伸ばした。終盤16番でダブルボギーをたたいて8位に終わったが、一瞬でも「ひょっとしたら」というムードを作った。

「やっぱりパットです。入ったと思ったのが蹴られたり、それはやっぱりちゃんと芯で打てていないからなんだろうけど…。今思うと、いろいろ試しすぎちゃったかなってのもあります」

契約を結ぶオデッセイは河本のリクエストに懇切丁寧に応えてくれる。河本は「より良いものが欲しい」と1本、また1本と試し、今季の本数は本番こそ「4、5本」というが、試打分を含めたら20本前後に及ぶ。「新しく持って来てくださるのは、やっぱり魅力的で。でも、その都度に馴染みかけていたものが途切れているのかもしれない」。現在、バッグに入れているパターは前週から。河本の基本線である同社のロッシーシリーズで「ソールの重りをとって、そこを埋めてもらって、少し軽くしてもらい、フェースはマイクロヒンジスターインサート」にカスタマイズされた“力モデル”だ。

試行錯誤を重ねているうちに、今季は出場権がツアー優勝者らに限定される最終戦「日本シリーズJTカップ」を含めて7試合になった。今週は賞金ランキング1位金谷拓実、2位中島啓太ら賞金上位10人のうち5人が不在。薄いフィールドは間違いなくチャンスと言える。河本にとっても、トンネルを抜ける絶好機だ。(兵庫県三木市/加藤裕一)

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