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河本力のパター ホワイトホットOGロッシーがバーサと合体!?

◇国内男子◇横浜ミナト チャンピオンシップ ~Fujiki Centennial~ 事前(2日)◇横浜CC(神奈川)◇パー71(7231yd)

河本力のパターが進化(?)を遂げている。モデル名で言えば、オデッセイ「ホワイトホットOG ROSSIE(ロッシー)S」だが、色はシルバーでもないし、ホワイトホットインサートでもないし、バーサ(VERSA)のような白のサイトラインも入っている。もはやロッシーの原型をとどめていないのだ。

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そもそも、昨年のKBCオーガスタで初優勝した時から、すでにヘッドの色がオリジナルのシルバーからマットブラックに変わっていた。その後にすぐ、インサートをジョン・ラームと同じマイクロヒンジスターに変更し、バンテリン東海クラシックで優勝(ホワイトホットよりやや硬めな打感)。しばらくは“そのバージョン”で試合を戦ってきたが、今年6月のセガサミートーナメントの週からバーサパターのような、白い太いサイトラインが入ったのだった。

もはや色も違い、インサートも違い、アライメントの線も描かれ「こちらはオデッセイの新商品です」と言われても分からないほど。商品名を敢えてつけるとしたら「ROSSIEバーサパター マイクロヒンジスターインサートS」か。このヘッド、見せてもらうとかなりカッコいいから、キャロウェイさんこのカスタムで売ってくれないかな。河本の“より良くしよう”というこだわりにも驚くが、そのリクエストを受けていろいろとカスタムするキャロウェイの対応力にも恐れ入る。

今回“バーサ風”にした理由が気になったので、キャディをしていた河本のパターコーチである丸山颯太氏に話を聞いてみた。「河本プロが使うロッシーはヘッドが難しいタイプで、操作性はいいんですが、構えた時になかなか真っすぐがズレやすいんです。特に自分の体の面とフェース面にねじれが生じやすくて、そうなるとインパクトもズレてサイドスピンが増えやすいんです」。丸山コーチが言う“ねじれ”とは、例えばフェース面が左を向いているのに体の面が右を向いているというような状況だ。

もともと同ヘッドのオリジナルはヘッド上部に横線が入るが、「河本プロはヨコの線が苦手で、それならタテに入れてみようという話になりました。フェース面と平行のタテ線の方が、自分の体の面とフェース面を合わせやすいと思います」(丸山コーチ)と解説。操作性のいいヘッドの弱点(ねじれ)をバーサの白と黒のサイトラインでカバーする発想は実に面白い。そもそもヘッドの色を黒くしていなかったら、生まれていなかったアイデアかもしれない。進化を遂げたパターを武器に、河本は3勝目をつかむことができるか。(横浜市保土ヶ谷区/服部謙二郎)

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