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「今年は結果を残したい」 中島啓太は緊張のプロデビュー戦から1年

◇国内男子◇パナソニックオープンゴルフチャンピオンシップ 事前(20日)◇小野東洋GC(兵庫)◇7113yd(パー72)

プロデビューを飾った大会に中島啓太が戻ってきた。1年前は、史上5人目のアマチュア優勝からのディフェンディングで緊張を強いられる上、体重もベストを大きく下回っていた。「自分の状態も良くなかった。去年のこの試合よりは明らかに状態はいい。今年は結果を残したい」と心身とも全く違うことを強調した。

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前週「ANAオープン」を休養し、2週ぶりの復帰になる。トレーナーと相談して体のメンテナンスを行い、試合中では出来ない負荷のかかったトレーニングをこなした。「しっかり調整してきた」と力を出し切れる手応えがある。

プロで1年過ごし、大きく意識が変わった。「最終日のバックナインが一番大事。あとは、予選カットは絶対にクリアしないといけない」ということ。今季は国内ツアー出場15戦で予選落ちなし。「イライラすることは毎日のようにあるけど、そこは絶対に抑えて、我慢して。我慢強くプレーするようにしています。一打のミスを引きづらなくなってきている」とメンタル面の成長に実感を込めた。

今季も残り10試合。白熱の賞金王争いは1位に立っているが、2位の金谷拓実とは334万5180円差しかない。「出る試合にしっかり集中して、自分のゴルフが出来ればと思っている」。まずは目の前の一戦に視線を向けた。「グリーンのスピードは去年より早い。ラフも伸びているし、去年の優勝スコア22アンダーを見ても伸ばし合いのトーナメントになる」と予想し、優勝争いを目指していく。(兵庫県小野市/石井操)

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