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「絶対に決める」中島啓太の勝負勘 見定めたムービングデーのキーポイント

◇国内男子◇ジャパンプレーヤーズチャンピオンシップ by サトウ食品 3日目(24日)◇西那須野CC(栃木)◇7036yd(パー72)◇晴れ(観衆1285人)

スタートティは拍手でいっぱいになった。前日のホールインワン、そして23歳の誕生日を祝福され、「いつもの3倍くらい緊張した」中島啓太はその歓声に応えるように、きょうも力を発揮した。3位から7バーディ「65」をマークして通算20アンダー。長野泰雅と首位で並び、実に5週続けて最終日最終組に入ってみせた。

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2つ目のバーディを決めた3番で早々にトップに並んでからは、同じ組の長野が圧巻のプレーを見せた。前半4番(パー5)から一気に6連続バーディ。前日から風向きが変わり、判断に苦労するコンディションで、中島は「ボギーは打てない」と3日目の冷静さを保ちながら、3つ年下のリーダーを逃すまいと必死になっていた。

20歳が7番でロングパットを、8番(パー3)ではウェッジでチップインさせたのに対し、“内側”からのバーディチャンスを「絶対にこれは決めないといけない」といずれも逃さない。「クラッチパットに近いようなパットを2つ決められた。流れが相手に行くのを止められたかなと思います」。72ホールの長い戦いをトータルで考え、勝負所を抑えている。

5月末「ミズノオープン」から続く最終日最終組。最も遅いグループでのティオフは精神疲労も溜まる23歳に余裕も持たせている。「朝が早くないので夜に焦る必要もない。リラックスして頭の中を整理してから眠れる。朝もしっかり体を動かせる」。今週は(も)夜は日体大の先輩・河本力と焼肉店で夕食をとり(支払いはじゃんけんで決定)、朝は街中のジムで汗をかいてからコース入り。いつものルーティンを難なくこなしてスタートできる。

「同じ優勝争いでも、最終組の1つ前と最終組では違う。最終組に入ることにはこだわっている」。23歳初戦も絶好の成長機会になった。(栃木県那須塩原市/桂川洋一)

中島啓太の直近5試合の最終日スコアと結果

・ミズノオープン 68/3打差3位→POで2位
・日本ツアー選手権 70/3打差3位→2位
・ASO飯塚チャレンジド 65/3打差2位→POで優勝
・ハナ銀行インビテーショナル 69/首位タイ→2位
・ジャパンプレーヤーズ ?/首位タイ→?

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