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平田憲聖、中島啓太、安森一貴、金谷拓実に「全英」切符

◇国内男子◇~全英への道~ミズノオープン 最終日(28日)◇JFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部(岡山)◇7461yd(パー72)◇曇り(観衆2275人)

7月20日に開幕する海外メジャー「全英オープン」(ロイヤルリバプール・イングランド)の予選会を兼ねた大会が終了し、優勝した平田憲聖、プレーオフで敗れた中島啓太、3位に並んだ金谷拓実安森一貴の上位4人が出場権を獲得した。平田と安森は初の海外メジャー出場となる。

首位と3打差で最終日を迎えた中島は5バーディ、1ボギーの「68」で通算17アンダーまで伸ばして、平田とのプレーオフに突入。18番(パー5)の繰り返しで行われた3ホール目でティショットを左の池へ、最後は3mのパーパットを外し、グリーン上で平田の初優勝を見届けた。

プロ初優勝を惜しくも逃した。「緊張するとかはなかったですけど、やっぱりプレーオフで負けるのは悔しいですね」と延長3ホールを振り返る。「2ホール目の(グリーン右)バンカーから、バーディを獲って決着をつけたかったという後悔はあります」と言い、5mのバーディパットを外したことを残念がった。

「全英」はアマチュアだった2022年(セントアンドリュース・スコットランド)に続く2度目の出場。会場のロイヤルリバプールは、17歳のときにJGAナショナルメンバーの一員として派遣されてプレーした経験がある。「今年はプロとしてプレーできることはうれしい。コースは違うけれど、去年は予選落ちしたリベンジをしたいと思います」と2カ月後の再訪を見据えた。

2打差逆転を狙った金谷は前半4番を終えて単独首位に立ったが、「後半に入ってずっとショットが荒れていた」というサンデーバックナインで失速。11番(パー5)がパーにとどまり2位に後退すると、ティショットを左に曲げた14番(パー3)をボギーとしてビハインドは2打差に。「最後は食らいついたけど残念」と終盤に2バーディを奪ったが、プレーオフ進出に1打届かなかった。

2年ぶりの国内タイトルは逃したものの「全英オープン(の出場権)は獲れたので頑張りたい」。4大会連続(2020年大会は中止)4度目の全英に気持ちを向けた。(岡山県笠岡市/塚田達也)

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2023年 ~全英への道~ミズノオープン



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