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圧巻のハーフ“28” 尾崎慶輔「やべえ。やっちゃってんな」

◇国内男子◇ゴルフパートナーPRO-AM トーナメント 初日(18日)◇取手国際GC(茨城)◇東コース6804yd、西コース6544yd(パー70)◇晴れ(観衆1806人)

男子ツアーで9ホールでの最少ストローク記録は「28」で、1985年以降で達成されたのは25回。前年大会でも初日の西コースで池田勇太が、最終日の東コースで近藤智弘貞方章男がマークしたビッグスコアだが、今大会では尾崎慶輔がたたき出した。

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東コースをプレーした初日。スタートの10番(パー5)、約200ydの2打目で6番を振り抜くと1ピンの距離にピタリの“おはようイーグル”で滑り出すと、パーとした11番を挟んで、12番から怒とうの5連続バーディ。17、18番は獲れずにパーとしたが、それでもツアータイ記録をマークするロケットスタート。「『やべえな、きょう。やっちゃってんな』って感じでした」と笑いながら振り返った。

一転、後半は2バーディ、1ボギーの「34」で、前半と比較すると大人しいプレーだった。「ティショットが曲がって林に入ったり、耐える場面が多かったけどスコアを落とさなくて良かった」と、前半の“貯金”を守りきった点を評価した。

尾崎は高知の強豪・明徳義塾から東北福祉大と、松山英樹と同じゴルフのエリート街道を歩んできた。プロ転向後は成績が思うように伸びず苦しんだが、22年6月の国内メジャー「日本ゴルフツアー選手権」では史上2人目となる2週連続エースを達成。最終的には46位で終えたが、そのポテンシャルは十分。

「相性は良いと思うし、コースはよく知っている」。同コースで行われた前年の下部ABEMAツアー最終戦「ディライトワークス JGTO ファイナル」では2位に入るなど、コースとの相性の良さも背中を押してくれた一因だ。

自身初の首位発進については「まだ初日なので」と控えめに話しながらも、「(大会を)引っ張っていけたら。丁寧にやれることをやれれば同じ結果がついてくると思う」。残る54ホールの戦いを見据えた。(茨城県つくばみらい市/内山孝志朗)

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