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2023年 全米プロゴルフ選手権
期間:05/18〜05/21 場所:オークヒルCC(ニューヨーク州)

いまさら聞けない全米プロ
誰が出られる?フィールドには“無名”選手が20人/いまさら聞けない全米プロ(2)

2023/05/18 10:30

◇メジャー第2戦◇全米プロゴルフ選手権 事前情報(17日)◇オークヒルCC(ニューヨーク州)◇7394yd(パー70)

5月18日(木)に「全米プロゴルフ選手権」が開幕します。男子ゴルフ界では「マスターズ」「全米オープン」「全英オープン」と並ぶ4大メジャー大会のひとつ。“プロゴルファー世界一決定戦”の、いまさら他人に聞けないポイントをおさらいします。

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アマチュアは出られない

ことしの出場選手はぜんぶで156人。世界ランキング1位のジョン・ラーム(スペイン)を筆頭に、世界から実力者が集まりました。「全米プロ」に出るための絶対条件がプロゴルファーであること。主催の全米プロゴルフ協会(PGAオブ・アメリカ)をはじめとした、各国のプロゴルフ団体の会員だったり、プロツアーに所属していたりする必要があります。

6月に行われる女子版の「KPMG全米女子プロゴルフ選手権」も同じ。昨年「全米アマチュア選手権」で優勝した馬場咲希選手はあらゆるメジャーへの出場権を手にしましたが、プロ転向するまではこの大会には出られません。

出場資格は大会の歴代優勝者、直近5年の他のメジャー優勝者、前年大会の上位15位、直近1年のPGAツアー(米国男子ツアー)優勝者らに与えられます。156人のフィールドに満たない場合は世界ランキングの順番で資格を付与。近年は「大会前に100位以内に入っていれば、出られる可能性が高い」とされてきました。

「全米シニアプロ」優勝で日本のベテランも

同じ全米プロゴルフ協会主催で、50歳以上の男子プロゴルファーを対象にした「全米シニアプロゴルフ選手権」の直近の優勝者も、若い選手たちとこのメジャータイトルを争います。

2013年に日本人で初めてシニアメジャータイトルを手にした井戸木鴻樹選手はその年、まさにことしの会場であるオークヒルCC大会に出場。当時、世界ランキング1位だったルーク・ドナルド(イングランド)が大歓声に包まれるのを見て「誰や? 有名なんか?」とつぶやいていたのが印象的でした…。

クラブプロの世界

全米プロの出場資格で特徴的なのが、20人の「クラブプロ」の枠。全米プロゴルフ協会はツアーで活躍するプロとは別のプロゴルファーの資格認定機関でもあり、普段はゴルフ場でティーチングプロとして働く、いわば“コーチ”が所属する団体。

彼らが競技者として参加する「PGAプロフェッショナル選手権」での上位20人が、このメジャーの舞台に立つのです。トップレベルの世界では無名といえる選手ばかりで、ツアープロとの優勝争いに加わるようなことは滅多にありませんが、それぞれが所属するゴルフ場から応援団が会場に来ることも。クラブにとっては、全米プロに出場するプロゴルファーがいること自体、名誉なことと言えます。

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