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中島啓太は初のフルシーズン 今季は国内ツアー専念へ

◇国内男子◇東建ホームメイトカップ 事前(28日)◇東建多度カントリークラブ・名古屋(三重)◇7062yd(パー71)

初の国内フルシーズンに臨む中島啓太が、2年ぶりに開幕戦に出場する。「開幕戦にプロゴルファーとして出場できるのはすごくうれしいこと。良いスタートを切ってシーズンを戦えるようにしたいと思います」と意気込んだ。

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中島はアマチュアで出場した2021年9月「パナソニックオープン」で優勝し、23年シーズンまでの複数年シードを獲得。昨季は9月までアマチュア資格を保持していたため、ツアー出場はプロ転向した同月以降の7試合にとどまった。賞金ランキングはシード圏内の59位に入ったものの出場義務試合数(年間試合数の半分=13試合)を満たせず、今季は複数年シードを行使しての出場となる。

来季の賞金シード確保へ義務試合数のクリアが求められる今季は、基本的に国内ツアー専念の方針を固めた。「一回始まれば、そのツアーに集中してプレーすることを考えています」。かねて米ツアーに向けてきた強い思いはひとまず封印し、まずは日本で「プロゴルファーとしての優勝」を目標に置く。並行して今年の米下部コーン・フェリーツアー予選会(QT)挑戦から、来季の下部経由から米ツアーメンバー昇格というルートも模索している。「8、9月くらいまでには答えを決めて、来年どうするのかを考えていきたい」と話した。

2年前の開幕戦はアマチュアで出場して、金谷拓実に1打差で惜敗した。「2年前は悔しい終わり方をしたので、今年はしっかりリベンジしたい」。さまざまな思いを胸に秘める22歳が、新シーズンの台風の目になる。(三重県桑名市/塚田達也)

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