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ジャンボ尾崎が憂う「寂しい」現況 ジュニアゴルファーに望むこと

国内ツアー通算94勝の尾崎将司が主宰する「ジャンボ尾崎ゴルフアカデミーセレクション supported by ISPS HANDA」が11日に千葉市内で行われ、メディアに公開された。

今年で6回目となるセレクションには、4日間で中学3年生から高校3年生までの男子6人、女子17人の計23人が参加。尾崎の目の前でミドルアイアン、ドライバー、アプローチの順で5球ずつ打つ形式で選抜が行われた。

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アカデミーでは、これまで原英莉花西郷真央笹生優花らを輩出してきた。尾崎は最近のジュニアゴルファーの傾向について「前みたいな、前向きな子が少なくなってきた」と懸念を口にする。「(前向きとは)自分がこうしたいという目標が見えている人。自分がこういうことをすれば良くなっていく、というのを認識できる力が必要」と訴えた。

「ここ(アカデミー)に来ればゴルフがうまくなる、スコア的な上昇を期待しているだけで、トレーニングや基本をしない。もうちょっと頑張ることが日常生活に入ってくれれば」と指摘した上で、「スポーツ選手としてはしんどい思いもしなければいけない。それが当たり前だけど、当たり前のことができていない。上に行っている人間はそういうことができている」。ツアーの上位で戦うトッププロを引き合いに出して熱く語った。

これまでジュニア育成に大きく力を注いできたからこそ、その言葉には熱がこもる。「殻を破って新しい自分を作ることが最大の目的。でも最近の子はちょっとでもつまずくと、這い上がる力がない。寂しい」と続け、未来のスター候補たちの奮起を待ち望んだ。(編集部・内山孝志朗)

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