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比嘉一貴が5冠 “アマに負けた”悔しさも吐露/国内男子ツアー表彰式

国内男子ツアーを統括する日本ゴルフツアー機構(JGTO)は5日、都内で2022年度のジャパンゴルフツアー表彰式を行った。今季4勝の比嘉一貴は賞金ランキング賞のほか、最優秀選手賞、平均ストローク賞、パーキープ率賞、ゴルフ記者賞の5部門を制した。

比嘉は4月の「関西オープン」でのシーズン初勝利を手始めに6月に賞金レースのトップに立った。国内メジャー優勝となった「日本ツアー選手権 森ビル杯」の最終日、バーディチャンスにつけた最終18番の第2打が会心の一打。「練習してきたフェードボールをあの場面で打てた」。その後もオールラウンダーとして活躍し、最終戦の「日本シリーズJTカップ」を残して賞金王戴冠を決めた。

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終盤戦は後続に大きく賞金差をつけて試合を進めたが、心身ともに疲労は蓄積し、胃もたれに苦しむ期間も長かった。ベスト体重にはいまだ4kg足りない。「精神面でまだまだというのがよく分かった一年」だったとも振り返る。

「とくに後半はつらかった。一番、精神的に来たのが日本オープンだった」と明かした。10月のナショナルオープンで当時アマチュアの蝉川泰果(東北福祉大3年)に敗れて2位に終わった。「プロの意地を見せられず勝ち切れなかった。一緒にやってきたいろんなプロ、OBから(続いて)このタイトルを守れなかった。精神的に参ってしまった」。翌週、会場入りしたのは開幕前日の水曜日。悔しさを終盤戦のバネに変えて、ゴールテープを切った。

なお、フェアウェイキープ率賞を7シーズン連続で受賞した稲森佑貴を除き、すべての部門で初受賞となった。

<2022年度ジャパンゴルフツアー表彰式受賞者一覧>

最優秀選手賞/比嘉一貴(117pt)
賞金ランキング賞/比嘉一貴(1億8169万8825円)
メルセデス・ベンツ トータルポイントランキング賞/星野陸也(77pt)
最優秀新人賞 島田トロフィ/桂川有人
ABEMAツアー賞金ランキング賞/大堀裕次郎(779万8551円)
平均ストローク賞/比嘉一貴(70.123)
平均パット賞/チャン・キム(1.6996)
パーキープ率賞/比嘉一貴(88.949%)
パーオン率賞/桂川有人(75.585%)
バーディ率賞/星野陸也(4.753)
イーグル率賞/久常涼(5.00)
ドライビングディスタンス賞/河本力(315.74yd)
フェアウェイキープ率賞/稲森佑貴(78.660%)
サンドセーブ率賞/星野陸也(68.421%)
トータルドライビング賞/桂川有人(35pt)
特別賞/蝉川泰果

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