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豪州の賞金王は母国タイトルより日本の最終戦 48歳が足を引きずり首位タイ

◇国内男子◇ゴルフ日本シリーズJTカップ 2日目(2日)◇東京よみうりCC(東京)◇7023yd(パー70)

母国で行われている欧州ツアー「オーストラリアンオープン」に後ろ髪をひかれたが、「30選手しか出られない最終戦は特別。日本でプレーしたい」とやって来た。48歳のブラッド・ケネディ(オーストラリア)が、2019年に獲り損ねたタイトル奪取に向けて通算8アンダー首位に立った。

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昨シーズンはコロナ禍の渡航制限のため日本では7試合しか出場できず、オーストラリアンツアーをメインにプレーした。2勝を挙げて賞金王に輝いたが、今季は日本に戻って6度のトップ10入りを果たし、賞金ランクは現在15位。出場権を勝ち取った最終戦は、迷わず出場を決めた。

2011年から出場している日本ツアー。「ここは自分のホームだし、JTカップでプレーできるよう努力してきた」と気合を入れて来たが、来日した日に足をひねって負傷。同組選手の2人に後れて歩きながら、1イーグル3バーディ、1ボギーの「66」をマークしてトップに並んだ。

自身8度目の最終戦出場には、誇りを持っている。19年には石川遼とのプレーオフで敗れて2位。相性は悪くない。「若い選手が増えて楽しみだけど、自分も経験を武器にチャレンジしたい」と笑みを浮かべた。オーストラリアのベテランが、日本のビッグタイトルを獲りにやって来た。 (東京都稲城市/谷口愛純)

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