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桂川有人は首位と5打差で最終日へ 「今にしかできないことを」

◇国内男子◇ダンロップフェニックストーナメント 3日目(19日)◇フェニックスCC(宮崎)◇7042yd(パー71)

残り3試合でリーダーの比嘉一貴とは5900万円以上の差がある。ランキング4位にいるとはいえ、「逆転賞金王」のフレーズは、正直言って頭にない。「考えていないです。自分の課題、やらないといけないことがまだある」と、桂川有人は自分のプレー内容を突き詰めようと必死でいる。

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前週の初めまで米下部コーンフェリーツアーの最終予選会に出場し、国内ツアーは4試合ぶり。用具使用契約を結ぶ住友ゴム工業(ダンロップ)のホスト大会には気持ちも入る。パッティングへのミスも「初日の最初の方だけで、あとは良い感じ」と2日目から「66」、「67」をマーク。通算9アンダーの6位で54ホールを終えた。

「年間で複数回優勝できる選手になりたい」。今大会でのタイトルでその願いはかなう。一方で、目の前の結果以上に求めたいことがある。例を挙げれば前日2日目の11番(パー3)。池のすぐ右奥に立つピンを見て思った。「番手的にはPWや9Iでの距離。PGAツアーのトップ選手ならピンを狙っていくのかな?」

自分では普段、「ちょっと怖がって左に打つことも多い」という。9Iでのチャレンジは案の定、水の中に消えた。「池があっても関係なく精度を高めていくくらいでないといけないのかなとか、考えながらプレーしている。そういう細かいところも成長できたらいい」

最終日は首位の比嘉と5打差で迎える。「今にしかできないことがある。今しかできないことをやっていかないといけないと思う」と自らに言い聞かせるように語った。(宮崎市/桂川洋一)

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