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「応援してくれる人を大事に」 蝉川泰果と中島啓太の“プロ初対決”

◇国内男子◇三井住友VISA太平洋マスターズ 初日(10日)◇太平洋クラブ御殿場コース(静岡)◇7262yd(パー70)

2人のルーキーが背負うギャラリーの数は期待の表れだ。第50回の記念大会に際し、入場無料で開幕した初日の来場者は、今シーズンの平日では最多の4170人。中島啓太とプロになって初めて同組で回った蝉川泰果は3アンダー5位のスタートはもとより、「見ていただけるのは本当にうれしい」と場内の雰囲気を喜んだ。

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互いに前半インで2つスコアを伸ばし、上位発進を期待して迎えた終盤が悔しい。蝉川は前半18番(パー5)で350yd近い1Wショットを披露して2オン2パットのバーディ。さらに後半7番までに3バーディを奪ったが、8番からの2連続ボギーフィニッシュに「思うように16ホールは進めていたけれど…」と口惜しそうにこぼした。

「9番は悪くないティショットがバンカーの縁にくっついて、どうしようもなかった。(パーパットは)ラインを読み間違えた。完ぺきに入ったと思ったのが逆方向に行った。上がりは悔いが残りますね」。一方の中島も7番から3連続ボギーを叩いて「70」。イーブンパーの32位スタートは「悔いが残る」と口をそろえた。

ともにツアーでのアマチュア優勝による予選会なしのプロ転向、シードの権利をつかんだ仲。「すごく落ち着いていて、プレースタイルがカッコいいなと思いました。自分には真似できない」と蝉川が言えば、中島も「泰果は1Wでアグレッシブに攻めていた。自分もいつかはそんな(高い)精度を持ちたい」と、互いの持ち味をリスペクトする。

ともに大学4年生。幼い頃からインターネットに触れてきたデジタル世代は、ポータルサイト上に掲載される自身のニュース、一般ユーザーからの“書き込みコメント”にも敏感だ。蝉川は「正直ショック。精神的に来る」ような、批判的なコメントも目にして心を引き裂かれそうになることもある。「良いプレーをすることが職業になった。応援してくれる人を大事にしたい」と、目の前の一打に必死に向き合っている。(静岡県御殿場市/桂川洋一)

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2022年 三井住友VISA太平洋マスターズ



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