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“満身創痍”で臨むホスト大会 池田勇太「責任感をゴルフにぶつけたい」

◇国内男子◇HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP 事前(26日)◇PGM石岡ゴルフクラブ(茨城)◇7039yd(パー70)

「違和感はアリアリでよね。口の中にずっと異物が入っているわけですから」。開幕前日のプロアマ戦で、池田勇太が言葉を発しづらそうに会話をしていた。

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理由は、身体の痛みを軽減するための矯正器具。6月頃から身体のいたる箇所に痛みを感じ始め、口腔外科や付き合いの長いトレーナーも頼りながら原因を探し回りながらたどり着いたのは、顎だった。正常な位置から顎がわずかに偏ってしまう状態の「顎偏位症(がくへんいしょう)」と診断され、4週前の「バンテリン東海クラシック」では“木片”を噛みながらプレーしていた。

前週の「日本オープン」では特注でオーダーしていた矯正器具がなんとか間に合い、初めて口にはめながらプレー。それでも完全には消せない身体の痛みとも戦いながら、9位に入った。「ゴルフがすごく良かったわけではないけど、なんとか最後まで頑張れた。先週は1週間戦えたので、今週はいい形で臨めるんじゃないかな」と、本調子とは程遠い中でのトップ10入りに表情も明るい。

3年ぶりの開催となる今大会は、主催を務める平和とスポンサー契約を結ぶホストプロとして迎える。加えて、同じコースで行われた2016年「ホンマ・ツアーワールド・カップ」では9ホールに及ぶ死闘のプレーオフを制して勝利をつかんだ相性の良いコースでもある。

「男子の試合が少しずつ増えてきていて、人気もちょっとずつ出てきていると僕らは感じている。そういう中で試合を復活していただけるのはすごいありがたいし、(ホストプロとしての)責任感も感じているので、それをゴルフにぶつけていきたい」と闘志を燃やした。(茨城県小美玉市/内山孝志朗)

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