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アマ蝉川泰果のロングゲームに脱帽も…比嘉一貴が悔やんだ一打

◇国内男子◇日本オープンゴルフ選手権競技 最終日(23日)◇三甲GCジャパンコース(兵庫)◇7178yd(パー70)

通算8アンダーは比嘉一貴が事前に想定した優勝スコアを上回るフィニッシュだった。60台を4日間そろえた唯一の選手でもある。それでも2位。アマチュアの蝉川泰果(東北福祉大)に届かなかった。

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「プロが勝つことがやっぱり日本オープンの威厳というか、そういうところもあるのかなと思っていた。歴史的な快挙に見合う素晴らしいプレーを蝉川選手がしたんですけど…でも、ホント、すごいプレーでしたね。積極性に必要な自信というか、ロングゲームのうまさは蝉川選手の方が僕より全然上だった」。目の前で見た分だけ、敗れた悔しさと素直に称賛したい気持ちが複雑に絡み合った。

一時8打差まで開いたビハインドを少しずつ縮めて迎えたサンデーバックナイン。14番(パー5)、15番と2連続バーディを奪った直後の16番を振り返って目線を落とした。フェアウェイからのセカンドはグリーンをとらえたものの、右にミスしてチャンスに絡められなかった。

「最悪のミスを避けてしまった。そういうところでプレッシャーを与えることができなかった。とはいえ、難しいですからね、ピンが…」。冷静に状況を整理した後でつぶやきが止まらない。「そうですよね、攻めきれなかったですよね。得意としているショットで、一番練習している距離なんですけど、そこでピンを狙えなかった。ピンの左に出さないといけなかったのに、その1、2ydに打つ自信がなかった。悔いは残りますけど、それが今の実力かなと思いますね」と受け止めた。(兵庫県三木市/亀山泰宏)

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