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東北福祉大の先輩2人と並ぶ首位ターン アマ蝉川泰果「成長できているのかな」

◇国内男子◇日本オープンゴルフ選手権競技 2日目(21日)◇三甲GCジャパンコース(兵庫)◇7178yd(パー70)

日本オープンでのアマチュア最少ストローク「64」で首位発進から一転、蝉川泰果(東北福祉大)の2日目は我慢の一日になった。前半からパーが並び、タフな7番でボギーが先行。しかし、1打の後退を反発力に変換する強さがあった。

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「7番は結構狭く感じるホール。置きにいっちゃう頭が働いた。『ちょっと逃げたな』と」。そんな自分にハーフターンのタイミングで気合を注入した。「ラフに入れたら簡単にボギーが来る。自分に喝を入れるじゃないけど、しっかり振り切ろう、と」。いきなり10番でこの日最初のバーディを奪取。大きく打ち下ろす13番は風のジャッジが悩ましいパー3だが、オナーで打ってピンに絡めてスコアを伸ばした。

上の段のカラーに乗せてしまった16番で“3パット”のボギーとはいえ、トッププロも「厳しい」と口をそろえるピン位置が多かった一日でのパープレー「70」は価値ある数字。ただ、通算6アンダーで後続に追いつかれる形となって評価は控えめだ。「きのう3打差をつけていた分、リードはしておきたかった。『イーブンで回れて良かったな』ではなく、自分の中で最低ラインの合格点かな」と目線は高い。

くしくもトップで並んだ2人、比嘉一貴金谷拓実はいずれも東北福祉大の先輩。特に2学年上に当たる金谷は在学中の活躍を間近で見ていた存在でもある。「試合でも勝てないというか、なかなかあの領域に行くのは、無理なのかなと思っていた」。それでも、同じフィールドに立つ今大会で気後れする様子は全くない。「同じ首位タイの位置にいるということは、自分も成長できているのかな。先輩たちに負けたくない気持ちはありますし、勝負していきたい」と貪欲に言った。(兵庫県三木市/亀山泰宏)

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