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中島啓太のプロデビュー戦は48位 “初任給”の使い道は?

◇国内男子◇パナソニックオープンゴルフチャンピオンシップ 最終日(25日)◇小野東洋GC(兵庫)◇7113yd(パー72)

前年大会覇者で、今大会でプロデビューした中島啓太は3バーディ、ノーボギーの「69」で回り、通算8アンダー48位で終えた。インコースから出た前半はパーを並べ、後半5番(パー5)から3連続バーディを獲った。

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体重変動の影響も抱えながら迎えたデビュー戦はショットの不調にあえいだが、初日から「69」「71」「71」「69」と4日間アンダーパーを並べた。「どっちに行くか分からないようなスイングの迷いがあったけど、毎日アンダーで回れたのは収穫だった」。ラフから打つ場面も多かったが、「最後はラフからの距離も合わせられるようになってきた。ポジティブに捉えたい」と前向きに結果を受けとめた。

ショットの修正点について「どの人からのアドバイスもみんな一緒で、バックイングの時の右ひざや股関節のところ。課題はバックスイングで、そこがうまく決まってくれればよくなる方向に進んでくれる」。ツアー初優勝を遂げた前年は無観客開催だった。「今年は有観客で、たくさんギャラリーいる前で、かかるプレッシャーは全然違う。(蝉川泰果は)強い勝ち方だった」とたたえた。

期待が注がれた大会で“初任給”となる賞金29万3142円を獲得。使い方は頭になかったものの、「家族やいつも応援してくれた人に恩返ししたい。姪っ子が2歳と1歳なので、何かゴルフのおもちゃを買ってあげたい。物欲はなくて、おいしいご飯を食べられれば幸せ」と話した。

次戦は9月29日開幕の「バンテリン東海クラシック」(愛知・三好CC西コース)に出場する。「もっといいパフォーマンスを出したい。72ホールを回ることがすごく大事だし、そこを意識しながら早く優勝争いをして、優勝できるように準備したい」と気持ちを新たにした。(兵庫県小野市/石井操)

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