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「道は開けていく」比嘉一貴はアジアン、韓国ツアーのシードを海外進出の足掛かりに

◇国内男子◇シンハン ドンヘ オープン 最終日(11日)◇KOMAカントリークラブ(奈良県)◇7065yd(パー71)

「2打のリードは必要だと思っていた。絶対決める気持ちでいた。ショートしなければ入る自信はあったので、いい距離感で打ててよかった」。後続を1打リードして迎えた最終18番。比嘉一貴は、7mのバーディパットを沈めると渾身のガッツポーズ。そのまま逃げ切って今季3勝目となるツアー通算5勝目を飾った。

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「伸ばし合いの中での(首位との)5打差は、正直厳しいかなと思っていた」。アグレッシブに攻めることを頭に叩き込んで臨んだ最終日。スタートの1番で99ydの2打目を50cmに寄せるベタピンショットでバーディ発進を決めると、続く2番、3番も獲って3連続バーディで滑り出した。「1番から連続バーディでスタートできたので、チャンスはあるのかなと思っていた」

6番でもバーディを奪って前半を「31」(パー35)としたが、折り返し後は「途中はバーディが来なかったので苦しかった」と、もどかしい展開が続いたが、「最後まで諦めない気持ちは大事だと思った」。パー5の17番を2オン2パットとして確実にバーディを奪い、18番でのバーディ締めにつなげた。

7バーディ、1ボギー「65」。日本ツアーの賞金ランキングトップの立場で臨んだ韓国、アジアとの3ツアー共催試合での逆転Vに、「各ツアーの代表がこの試合に出ていて、アジアン、韓国ともに非常にレベルの高い選手が出ていたけど、日本で開催する以上はJGTOの選手として日本人が優勝したいという気持ちが強かった。日本ツアー代表として戦えることができて、それで優勝できたので非常にうれしい」と笑みを浮かべた。

この優勝で、アジアンツアーは2年、韓国ツアーでは5年のシード権を獲得した。日本ツアーを主戦場とする以前はアジアで武者修行を重ねていた27歳。今後は積極的に海外ツアーにも挑戦していくつもりだ。

「アジアンツアーもどんどん大きくなって、賞金も日本ツアーよりも高い試合が何試合もあるので、そういう中でチャレンジできるのはうれしい。アジアの中でもランキングで上に行けばヨーロピアンツアーに行けたりとか、そこからPGAツアーにいけたりとか、道はどんどん開けていくので、レベルアップできるチャンスがあると思う」。今秋の米下部ツアーの予選会へのエントリーも済ませた。

海外進出の前に、やるべきことも残っている。「夢であり、目標の一つ」の賞金王戴冠も視野に入り、ランク2位の桂川有人との差をひろげられた(約2800万円)ことは大きい。「賞金のリードの差があればあるほど、慌てず、自分のペースでゴルフができると思うので、それがいい方向にいって、また後半戦勝てるような形になればいい」。まずは日本の頂点に立って、世界への扉を叩く。(奈良市/内山孝志朗)

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