PGAツアー出場停止の木下稜介「LIVからは手を引く」
2022年 フジサンケイクラシック
期間:09/01〜09/04 場所:富士桜CC(山梨)
LIV参戦の谷原秀人「選手を守るために動いていかないと」 PGA通知に見解
◇国内男子◇フジサンケイクラシック 最終日(4日)◇富士桜CC(山梨)◇7541yd(パー71)
サウジアラビア政府系資金が背景の新リーグ「LIVゴルフシリーズ」参戦を理由にPGAツアーの「出場停止処分」の対象となった谷原秀人は、「日本の選手を守るために、JGTOがしっかり動いていかないといけない」と見解を示した。
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PGAツアーは8月29日、前週閉幕した2021-22年シーズン中に「LIVゴルフ」に参戦した選手に対し、22年中はPGAツアー出場を認めないことを日本ゴルフツアー機構(JGTO)を通して通知した。
選手会の会長でもある谷原はこれに対し、「向こう(PGAツアー)のメンバーでもないですし、日本の選手を守るために動いて行かないといけない。PGAツアーとLIVがもう少しうまくやれたら、どんどん新しいことも生まれてくる。JGTOとPGAツアーで、しっかり話していかないといけない」とした。
谷原は6月に行われた新リーグのロンドン戦に参戦。ショットガンスタートで予選落ちのない3日間54ホール競技、コンサートなどのイベントを開催して大会を盛り上げる様子を見て、感じたことも多かった。
「ギャラリーも多いし、盛り上がりもいい。ゴルフだけでは進んでいかない部分があると思うので、新しい発想を取り入れていかないとお客さんも集まりにくい」と話す。
PGAツアーは、ツアーメンバーに対して新リーグ移籍選手の出場資格を停止するなどの処分を行っている。今回、非PGAツアーメンバーの国内男子ツアー選手に対しても年内の「出場停止」処分が下され、現時点での対象は谷原のほか、木下稜介、香妻陣一朗、稲森佑貴、ショーン・ノリス(南アフリカ)、スコット・ビンセント(ジンバブエ)となっている。(山梨県河口湖町/谷口愛純)