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惜敗の最終日から2年 佐藤大平の忘れられない“1.5m”

◇国内男子◇フジサンケイクラシック 3日目(3日)◇富士桜CC(山梨)◇7541yd(パー71)

佐藤大平の初優勝は、1.5mのチャンスからスルリとこぼれ落ちた。17番に来ると、今でも鮮明に思い出すのは2020年大会の最終日。首位で迎えた17番(パー5)で1.5mのバーディチャンスにつけたが、そこから3パットをたたいてプレーオフ進出にあと1打足りなかった。

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16位から「65」の猛チャージで3位に入ったが、初優勝を逃した瞬間が今でも忘れられない。「あれを入れないと優勝争いできないと分かっていた」と、プレッシャーで決めきれなかった1打だった。

「きのうのピンポジションが、2年前と同じだったと思う」と、思わず力が入った今年の第2ラウンド。第3打は2年前と同じ場所にピタリとついた。「絶対に入れてやろう」と意気込んだ上りのスライスラインはカップに蹴られたが、今年はしっかりパーで上がった。

首位と5打差から迎えた第3ラウンドは、「しのいだほうが多かった」と4バーディ、1ボギーの「68」でフィニッシュ。首位と5打差の6位と、優勝を狙える位置で最終日を迎える。

2年前は悔しさもあるが、優勝争いを演じて「やってきたことがつながったと感じられた」と自信をつけた一戦でもある。「このコースは好き。あしたはとりあえず楽しもうという感じです」と肩の力を抜いて最終日に臨む (山梨県河口湖町/谷口愛純)

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2022年 フジサンケイクラシック



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